【沖縄で買うべき手みやげ4選】石垣のアロマ、かご、幸せを配る餅…南の島の“ものづくり”を贈る
挨拶代わりの手みやげから、大切な人へ思いを伝える名品まで、贈り物賢者たちが選ぶ650点以上のギフトを紹介する「CREA」2024年冬号の「贈りものバイブル」特集。その一部を抜粋し、掲載します。 【画像】この記事の内容を画像で見る(4枚) やっと気兼ねなく遠方に出かけられるようになりました。この数年で大好きな旅先の贈りもの事情にも変化が? 次の旅で手に入れるべきギフトアイテムを徹底リサーチ。 今回は観光情報サイト「沖縄CLIP」編集長のセソコマサユキさんに沖縄の贈りものについて教えてもらいました。
島に自生している植物が原材料に
Q1 最近のお気に入りギフトは? 【SunnyTime】月桃MIST「ひだまり」 石垣島の素材を生かしたオイルやアロマミスト。 「沖縄の暮らしに身近な存在のハーブ、月桃の香りを、さまざまな植物の香りとブレンド。『ひだまり』をイメージした香りは、ひと吹きでリラックスでき、沖縄のやわらかな空気を感じさせてくれます」 SunnyTime 【Kot’oli】「クバのちいさなかご」 「伊江島でボーシクマー(帽子を編むひと)とともにアダン葉帽子など植物を使った民具を制作するKot’oliさんが教えてくれた、クバ細工の贈りもの用の小さなかご。 クバは民具づくりによく使用されるヤシ科の常緑高木で、沖縄を感じさせてくれる植物の一つです」 Kot’oli(コトリ) Instagram @lkotoli
つくり手と使い手を結ぶセレクトショップ
Q2 贈りものが見つかる店は? 島の装い。STORE 豊見城市豊崎で、「沖縄の“ものづくり”で、暮らしを装う日々の店」をテーマに、沖縄のクラフトや雑貨、食品などを扱うセレクトショップ。 「つくり手とのつながりを大切にしながらその想いを伝える。贈りものにもぴったりな沖縄の“ものづくり”に出合えます」 島の装い。STORE
子どもに寛容な沖縄らしい贈りものの風習
Q3 この都市ならではの贈りものトピックスは? ムーチー 「沖縄には、旧暦12月8日に『ムーチー』という、月桃の葉に包んだお餠を食べて子どもの健康を願う風習があります。子どもが生まれた家庭での初めてのムーチーは『ハチ(初)ムーチー』といって、ムーチーを近所や親戚に配ります。 たくさんの人に守られ、健やかに成長することを願う、幸せを配る、といった意味合いがあるそうで、沖縄らしい習わしだと思います」 ●教えてくれたのは…… セソコマサユキさん 編集者 沖縄在住。観光情報サイト「沖縄CLIP」編集長。沖縄のものづくりの魅力を伝える「島の装い。」プロジェクト共同代表。著書多数。 嬉しかった贈りもの:子どもたちからのバースデーカード。 ※47都道府県の手土産やスタイリスト・曲田有子さんがセレクトしたクッキー缶9選、2023年のベストコスメなどのコンテンツは「CREA」2024年冬号でお読みいただけます。
大嶋律子(Giraffe)