待ってました!これは僕らも打てる「LS」だ 新「ZXi LS」ドライバー試打
ことし11月発売の新スリクソンは「ZXi」というネーミングの新シリーズへ。ドライバーは「ZXi MAX」「ZXi」「ZXi LS」「ZXi TR」の4機種がラインアップ。すでにツアーでも契約選手が使い始めているが、いちばん最初に注目を集めたのはPGAツアーのプレーオフ最終戦で松山英樹が使った「ZXi LS」だろう。今回取り上げるのはその「LS」モデル。製品の特徴をギア知識が豊富なミタさんが解説。気になる飛距離性能、弾道、打感はアスリートゴルファーのコウタロウ(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)が試打をして分析した。
最薄フェースで初速アップ!ウエート調整でスピン量も調整可能
【ミタさん】 今回はアスリートゴルファー待望のスリクソン「ZXi LS」です。 【シオさん】 8月のPGAツアープレーオフ最終戦「ツアー選手権」で松山英樹選手が使ったことで、一気に注目されましたね。 【ミタさん】 その試合の初日が8月29日でしたが、R&Aの適合リストに掲載されたのが8月26日。リストに載った3日後にすぐ試合で使った形になりました。 【コウタロウ】 松山選手が早く使いたかったということ?それだけテスト段階から評価が高かったんですか? 【ミタさん】 そういうことでしょうね。テスト時に「すごい飛ぶ!弾きが良くて自信を持って振っていける」とコメントしていたそうです。
【シオさん】 進化のポイントはどこにあるのでしょう? 【ミタさん】 やっぱりフェースです。今回のドライバーはセンター部分をスリクソン史上最薄フェースにし、周辺部分を厚肉化したことによってたわみを大きくしました。それが飛距離と弾き感につながっています。 【コウタロウ】 「LS」モデルですから、やっぱり4機種の中では最も低重心? 【ミタさん】 最も低くて浅めの重心設計です。でも「LS」の投影面積はスタンダードの「ZXi」とほぼ同じです。
【シオさん】 ソールの前方と後方にウエートがありますが、これは交換可能ですか? 【ミタさん】 もちろんです。標準だと前方が10g、後方が4gですけど、逆に配置することによって弾道の高さとスピン量を調整することができます。 【コウタロウ】 ウエート調整もふくめて、試打してみましょう!