盛岡大付で卒業式 後輩に夢託し37人巣立つ /岩手
<第91回センバツ> 23日開幕の第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する盛岡大付の卒業式が1日、盛岡市厨川5の同校であった。昨夏の県大会で熱戦を繰り広げ惜しくも甲子園出場を逃した3年生部員37人は、後輩に夢を託して学び舎(や)を巣立った。 式後に野球部が開いたラストミーティングで、関口清治監督(41)は「正しさを一番大切に、心の大きい人間になってください」、松崎克哉部長(32)は「これからは楽しいことや、うれしいことをたくさん味わってほしい」と、はなむけの言葉を贈った。 前主将の伊藤大智さん(3年)は「つらいこともあったが、全員で一つの目標に向かっていけた」と3年間を振り返り、センバツに挑む後輩たちに「他校より練習環境が十分ではないので、残りの期間しっかりと準備をして甲子園に臨んでほしい」とエールを送った。【日向米華】