【大学生活とお金】ラーメン屋で週2バイト、5万円仕送りは「親に将来返す」 ひとり暮らし学生のリアル
公務員になるためには、同じ夢を持つ仲間が多い大学で学ぶのがいい。高崎経済大学3年の松井啓太さん(仮名)は公務員志望者が多い大学を選び、実家のある長野市を離れて、大学がある群馬県高崎市でひとり暮らしをしています。公務員になるという夢を持ちながら、勉強やアルバイトに励む松井さんに、学生生活にかかる費用を聞きました。 【写真】バイト先のまかないラーメン。無料で食べさせてもらえる。
――なぜ高崎経済大学への進学を決めたのですか。 僕は将来、公務員になりたいと考えています。高崎経済大学は公務員志望の人が多く、公務員試験対策講座やゼミでのサポートも手厚いことを大学パンフレットで知り、魅力に感じました。毎年10月末~11月に行われる学園祭「三扇祭」がとても盛り上がっている様子をインスタグラムで見て、その実行委員として活動してみたいという思いもありました。 また高崎市は、僕の地元の長野市から新幹線で1時間弱のところにあるので帰省しやすく、東京にも電車で遊びに行ける距離だったことも決め手の一つでした。
スーパーや飲食店が多く、暮らしやすい
――地元を離れて、初めてのひとり暮らしはいかがですか。 体調不良になったときに、ひとり暮らしの大変さを実感します。先日もインフルエンザになってしまったのですが、友人が周囲に住んでいるとはいえ、基本的にその間の食事も洗濯も掃除も自分一人でしなくてはいけないので、大変でした。また、普段から節約を意識しないと、生活が破綻してしまう恐れがあるので、水道光熱費や食費には気を配っています。 でも、ホームシックになることもあまりありません。大学が長期休みに入る年3回ほどは帰省しています。行きは自腹を切って新幹線で行きますが、帰りは父親が車で高崎まで送ってくれることが多いです。2時間ほどのドライブの間にいろいろと話しています。 ――どのような部屋に住んでいますか。 風呂、トイレ別の1LDKです。リビングとは別に6畳ほどのロフトがあります。そのロフトがおしゃれで生活しやすいかなと思って、この物件を選びました。家賃は4万2000円です。築15年ほどで、屋根付きの駐輪場が無料で借りられるので、お得な感じがします。大学から自転車で10分ほどの距離にあるので、便利です。 ――大学がある群馬県高崎市は暮らしやすいですか。 僕の地元は長野市の中でも山間部寄りの地域なので、スーパーに行くにも車がないと行けませんが、大学の周辺には、国道17号沿いを中心にスーパーや飲食店、量販店などがあり、自転車で移動できるので、普段の生活に困ることはありません。 高校の友達が住んでいる東京に3カ月に1回ほど遊びに行くのも、電車で2時間ぐらいで行けるので、その点も便利だなと思います。