海自護衛艦、豪海軍の新艦候補に 日本政府、選ばれれば輸出を決定
オーストラリア海軍が導入を計画している次期フリゲート艦について、4か国から日本とドイツの2か国の艦艇に候補を絞ったと発表したことを受け、日本政府は選ばれた場合は輸出することを正式に決めました。 防衛省によりますと、オーストラリア海軍の新フリゲート艦の最終候補に選ばれたのは、三菱重工が建造する「もがみ」型護衛艦の能力向上型で、この艦をベースに日豪で共同開発し、生産することになります。 27日、日本政府は国家安全保障会議を開き、「防衛装備移転三原則」と運用指針に基づいて審議を行い、安全保障の観点から積極的な意義があるとして、選ばれれば輸出が認められると正式に決定しました。 導入されるフリゲート艦は最大11隻で、最初の3隻は日本で建造し、残りはオーストラリア国内で建造します。 オーストラリア政府は来年の後半以降に、どちらを選ぶか決定するということです。