体操・岡慎之助 2年前の大けが乗越え金メダル 「前十字靭帯」負傷時のリハビリや治療法を解説
編集部まとめ
前十字靭帯損傷の症状や治療法について解説しました。前十字靭帯は膝を支える上で重要な役割を果たしており、損傷すると痛み・腫れ・膝の可動域制限が余儀なくされます。他の靭帯であれば装具を着用して可動域を制限しながらリハビリを続ける治療が可能です。しかし、前十字靭帯損傷の場合は他の靭帯や軟骨などへの影響もあり、再建法による手術が推奨されています。 手術後はリハビリを経て日常生活に支障がないレベルで完治するには3ヶ月~6ヶ月程度かかりますが、スポーツ復帰を目指す場合はより長いリハビリ期間を要します。よって、前十字靭帯損傷は早期に治療後、膝の状態をみながら焦らずに完治やスポーツ復帰を目指すことが大切です。
この記事の監修記事
甲斐沼 孟 医師(上場企業産業医) 大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。大阪急性期・総合医療センター外科後期臨床研修医、大阪労災病院心臓血管外科後期臨床研修医、国立病院機構大阪医療センター心臓血管外科医員、大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、大手前病院救急科医長。上場企業産業医。日本外科学会専門医、日本病院総合診療医学会認定医など。著書は「都市部二次救急1病院における高齢者救急医療の現状と今後の展望」「高齢化社会における大阪市中心部の二次救急1病院での救急医療の現状」「播種性血管内凝固症候群を合併した急性壊死性胆嚢炎に対してrTM投与および腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し良好な経過を得た一例」など。