阪神・中野拓夢 4度目の更改で初ダウン、1億4500万でサイン「いろいろチャレンジした結果、それが良くない方向に」
阪神の中野拓夢内野手(28)が6日、兵庫県西宮市の事務所で契約更改交渉し、500万円ダウンの1億4500万円(金額は推定)でサインした。 三菱自動車岡崎からプロ入り後、4度目の契約更改で初めて「ダウンです」と減俸を経験。「いろいろチャレンジした結果、それが良くない方向にいってしまった」とシーズンを振り返った。 4年目の今季は打率2割3分2厘と苦戦。昨季の2割8分5厘から大きく下げた。安打数は、最多のタイトルを取った昨年の164本から127本に減った。 「打球スピードを上げたいとか、強く振らなきゃいけないと考えて、それで体を振ってしまったりとかバッティングにいい影響が出なかった」 打撃向上のために行った取り組みが、結果として確率を下げることになった。秋季キャンプなどで修正に着手しており、手応えもある。このオフは「あまり強く振ることを考えずに、コンタクト率を上げるためにコンパクトなスイングをしっかりとつくっていきながら」過ごすつもりだ。 昨年に続いて全試合出場は果たし、二塁をほぼ1人で守った。センターラインは今年も引き締めており、大幅減俸にはならなかった。
中日スポーツ