旅の新トレンド「分散型ホテル」おすすめ 10
夕食は、木屋町エリアと東山エリアにある3つのレストランから選択可能。12席限定のシェフズカウンター「高台寺 極 -KIWAMI-」、庭の緑が映えるダイニングでヘルシーなフレンチが楽しめる「ルアン アカガネリゾート京都東山1925」、そして国登録有形文化財にもなっている元料亭旅館を生かした「ルアン 鮒鶴京都鴨川リゾート」だ。 「ルアン 鮒鶴京都鴨川リゾート」が入る「鮒鶴京都鴨川リゾート」(写真)は松下幸之助をはじめ数々の文化人、財界人に愛された場所。5月~9月末のあいだは京都の夏の風物詩、鴨川納涼床も楽しむことができる。
国指定の名勝「神苑」を望む、平安神宮会館での特別な朝食体験は、ぜひ旅のTo-Doリストに入れておこう。約1万坪の庭園を目の前にしながら、京野菜のポタージュやサラダ、パン、卵料理など地元食材をふんだんに使用した食事をいただけば、最高の1日のはじまりとなるはず。 食事後は、朝の澄んだ空気のなか、美しい「神苑」や近隣の岡崎エリアを散策するのもおすすめ。 HOTEL VMG RESORT KYOTO 住所/京都府京都市東山区下河原町463-23(寧々棟) tel. 0120-210-289(VMG総合窓口)
竹田城 城下町 ホテル EN/兵庫・竹田
「日本のマチュピチュ」とも呼ばれる竹田城跡のふもとに位置する竹田城下町。この町で約400年の歴史を持つ「旧木村酒造場」をフル活用し、2013年秋にオープンしたのが「竹田城 城下町 ホテル EN」だ。 「旧木村酒造」を中心に、城下町に点在する客室は一棟貸し2棟を含み、全部で13室。築100年以上の歴史的建造物をはじめとする6棟を、当時の姿をなるべく生かしながら改修したという。また、マルシェやカフェ、情報館などもあり、まるで町全体がひとつの複合施設のようになっている。
客室は実用性が高くモダンな雰囲気だけれど、かつての佇まいをなるべく保存しただけあって、随所に歴史が薫るしつらえが残る。たとえば旧邸宅を生かしたこちらの部屋には、土壁や欄間(らんま)など、当時の面影がいたるところに見られ、日本建築特有の美しさを感じることができる。ほどよい“おこもり感”もあり、リラックスした時間が過ごせそう。