『これからどうやって生きていこう』レスリング・須崎優衣が明かすパリ五輪の初戦敗戦後の心内 “逆転のラスト10秒”への思い
パリ五輪のレスリングで銅メダルを獲得した須崎優衣選手がパリ五輪の初戦で敗れた裏側について明かしました。 【画像】銅メダルを獲得し涙を流すレスリングの須崎優衣選手 18日放送の日本テレビ『Going! Sports&News』ではパリ五輪で銅メダルを獲得した須崎優衣選手が生出演。 3位決定戦では圧倒的な強さを見せ勝利し見事銅メダルを獲得した須崎選手。しかしパリ五輪の初戦ではラスト10秒でインド選手にまさかの逆転負け。 須崎選手はあの初戦を「最後守ろうとしてしまって、この試合全体を振り返ってみても“レスリングしていなかった”“戦っていないで勝とうとしてしまった”のが1番の大きな敗因」振り返りました。 試合の序盤は相手選手が消極的で須崎選手に1点・2点と入り、試合を優位に進めていた須崎選手。「レスリングをしてちゃんと勝とうとしなかった、このまま勝っちゃおうというのが甘かった」と口にしました。「オリンピックという舞台では甘くては勝てないし、オリンピックの醍醐味を味わえた」とパリ五輪で挫折を味わったからこそ学べたこともあったと言います。 敗戦したことで金メダルの夢が途絶えた須崎選手。自身に勝利した選手が決勝に進めば敗者復活戦に回れるが、敗者復活戦に進めるか決まるまでの約7時間の間、「失望していて『パリオリンピックで金メダルを獲得』することと、『オリンピックで4連覇』をするという夢があったので、同時に2つの夢がなくなってしまった」と敗戦後の気持ちを明かしました。さらに「『これからどうやって生きていこう』とか生き方が分からなくなっちゃってすごく苦しかった」と苦悩もあったと打ち明けました。 その後、初戦で対戦したインド選手が決勝に進んだが直前の計量で体重オーバーの失格。自身が敗れた相手がそのような結果になった時の心境を須崎選手は「私がやるべき事は敗者復活戦と3位決定戦で勝つということは変わりなかったので、特に心が動いたとかはない」と気持ちの切り替えをしっかりしていたと語りました。失格になった選手については「みんなギリギリの中で体重とも戦っていて命を削って戦っているんだなっていうのを改めて感じました」とコメント。 目指していた金メダルには届かなかった須崎選手。今後の目標を聞かれると「私の目標は4年後のロスオリンピックと8年後のブリスベーンオリンピックで金メダルを獲得して、この銅メダルが強かったと思える日が来るまで頑張りたい」と力強く意気込みを語りました。 (8月18日放送の日本テレビ『Going! Sports&News』を再構成)