ワインやジン、どぶろく......ますます盛り上がる、東京の角打ち&立ち飲み酒場へ!
予約困難の人気店に念願叶って訪れた時の喜びはひとしおだ。だが、気軽に立ち寄れる個性豊かな立ち飲み&角打ちの魅力には抗い難いものがある。自由自在に進化する小さな店でほっこりしたり、つまみのおいしさに感激したり、酒についての認識を深めたり。そこには多くの発見や楽しさがあふれている。さぁ、肩の力を抜いて楽しもう。 【写真】東京の角打ち&立ち飲み酒場の画像をすべて見る
ワイン好きの心をゆさぶる、個性豊かなワインバー
【神泉】 ネーオ
つまみとワインでつい長居、人気イタリアンの立ち飲み店 予約困難な人気イタリアン、アウレリオの次の一手は予約不可の立ち飲み店。人とのつながりを大事に、ナチュラルワインとイタリア料理をもっと気軽に楽しんでほしいというオーナー大本陽介の思いが結実した店。常時20種類ほどのグラスワインを提供、岡崎佳輔シェフとアウレリオチームによるつまみも充実。「カキとカーボロネロのグラタン」(¥1,600)、「タリオリーニ うさぎのラグービアンコ」(¥1,800)とくれば、杯を重ねるしかない。
【幡ヶ谷】 キッチンかねじょう
近所はもちろん海外からも、いつも賑わう立ち飲み小食堂 幡ヶ谷の6号通商店街に佇む“飲める”小食堂。ビストロやスパイス料理店で腕とセンスを磨いた店主の上松晃大・菜穂夫婦が営む店だ。ナチュラルワインと焼酎を上松の故郷・鹿児島から届く魚や肉を使った料理とともに味わえる。「サブジ」(¥350)等の惣菜、「ヒラスズキとキウイのタルタル」(¥1,100)、「ポークメルゲーズとクスクス」(¥1,200)はクセになるおいしさで、菜穂さんが焼くパンとともに酒に寄り添う。週一の朝ごはんも人気。
【渋谷】 テンキ
自由な発想と経験値でつくる、進化系天ぷらとワインを味わう 自由でストリート感あふれる居酒屋のベースは、進化系の天ぷらと白ワイン。海外の多様な揚げ物の要素を融合させ独自の天ぷらに仕上げるのは、都内のフレンチやパリで研鑽を積んだオーナーシェフの亀谷剛。スペシャリテの「海老」(¥1,400)は海老のすり身で包んだ海老にアメリケーヌソースを忍ばせ、「帆立」(¥1,400)の衣はセモリナ粉を使う。豊かな発想と高い技術で記憶に残るひと皿に仕上げた料理には、酸の効いた白ワインがはまる。