28歳で急逝、元KARAのハラさんの兄「ただ胸が痛む」家を出た母との骨肉の闘い、胸中吐露の映像流れる
TBS「ワールド極限ミステリー」が4日、放送され、2019年11月に28歳の若さで亡くなった韓国の人気グループ「KARA」の元メンバー、ク・ハラさんの死について、実兄が取材に心境を吐露する映像が放送された。 【写真】日本ツアーの最終公演を迎え涙するハラさん ハラさんの死について、兄ク・ホインさんは、韓国メディアの取材に対し、「ただ、胸が痛みます。申し訳ない。救ってあげられなかった」と涙。幼いころ、母がハラさんとホインさんを捨てて家を出たこと、離婚して親権も放棄したこと、父は子供を養育するため、出稼ぎに出て、兄妹はおばの家に預けられたことなどが明かされた。 しかし、母親はハラさんの葬儀に突然、20年ぶりに現れ、法律を盾に、遺産の半分をもらう、と仰天の主張。ホインさんは「私たちを捨てて、親権まで放棄した人が。妹が築き上げた財産を持ち出すなんて、許せません。絶対に母に一銭もあげたくありません」と涙を浮かべながら語っていた。兄と母は遺産をめぐる骨肉の争いとなり、法廷闘争に。裁判の結果、父と母の相続の割合が「6:4」(法廷相続分は5:5)との判決。ホインさんにとっては、納得のいかない結果となった。 その後、ホインさんは育児放棄した実親に、遺産相続をさせないようにする法律の「ク・ハラ法」の立法を請願。韓国の国会では、今年8月28日、養育の義務を果たさなかった父母への相続権を認めない内容を盛り込んだ民法改正案が可決された。改正案は2026年1月から施行される予定。