【伝説のEクラス物語】メルセデスW124には特別なモデルがあった!希少かつクレイジーなスペシャル「E」の5台とは?
V8をブーストアップしたチューンドバージョンも、ボディに派手な装飾を施していないのがうれしい。ワイルドなワイド化やスポイラーがない代わりに、18インチのホイールセットが凄味を利かせている。
ボアアップされたV8の排気量は6.4リッター強で、必要以上に大きい。「M119」シリーズからの8気筒自然吸気エンジンは450馬力を発揮する。最高速度285km/hまで一気にブラバスを加速する。
見た目とは裏腹に快適性をもたらすサスペンションのチューニングは秀逸。ブレーキキャリパーの赤いBRABUSのレタリングは、ホイールを通して控えめに輝いている。
ブラバスはメルセデス E500をベースにチューニングの王道である排気量アップによって超高性能を手に入れた。
Eクラス カブリオレ(A124)、E220ファイナルエディションとして最後に登場
約34,000台が製造された「W124」シリーズのカブリオレは、サルーン、エステート、クーペのいずれに対しても希少である。「A124」がファイナルエディションの一部となれば、その希少性はさらに増す。
ファイナルエディションは、1996年10月から1997年7月までの間に、カルマンで合計1,390台製造され、ブラックレザーインテリア、バールウッド、エアコン、ローダウンサスペンション、17インチAMGホイールが標準装備されていた。
スポーツラインパッケージは廃止され、カラーとエンジンのみが選択できた: 136馬力の「E200」、150馬力の「E220」、220馬力の「E320」。購入者のほぼ半数は、より大きな4気筒エンジンを積んだ「E220」を選んだ。このミドルクラスコンバーチブルは愛好家のための車であり、スポーツドライバーのための車ではない。
時代を超越したフォルムと4シーターとしてのデザインだけでも、A124カブリオが特別な存在であることは事実だ。
結論
大幅に改造されたクーペ、特別仕様のコンバーチブル、パワフルなエステートとサルーン、はたまたロングホイールベースとW124 Eクラスには実に個性的なバリエーションが存在した。しかし、「S124」Tモデルと「500E」の元オーナーである私は、「AMG E36 T」がオールマイティーな124であると確信している。これほどオールマイティーで、かつ素晴らしく異彩を放つクルマは他にはない。さて、皆さんは「メルセデス300 TE AMG」もご存知だろうか?
Jan-Henrik Muche
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