キャップで冬の装い軽快に…専門店おすすめのコーデ
暗くなりがちな季節に華やかさ
装いに軽快さを加えて、明るく、はつらつとした印象を打ち出すキャップ。暗い色調でワンパターンに陥りやすい冬の装いに変化をつけるのにふさわしいアイテムだ。専門店で、選び方やおすすめのコーディネートを聞いた。 東京都渋谷区の「THE CAP TOKYO」は、米国のスポーツ用品メーカー「ニューエラ」の専門店。店内には、米大リーグチームのロゴマークを配した、様々な色柄の野球帽がズラリと並んでいる。 その中で、スタッフの清水奈菜江さんがすすめるのは、米大リーグ・レッドソックスの「カジュアルクラシック」(4400円)だ。白く縁取った赤のロゴが、暗くなりがちな服装のアクセントになるという。
キャップの前面部分に芯地が入っていない分、柔らかなかぶり心地。「女性は男性に比べてあごが細いため、芯地で前面が張っていないものを選ぶと、顔周りがすっきり見えます」 一方、芯地が入っているものはキャップのシルエットが崩れにくいため、装いをきれいにまとめたい人に向いているという。清水さんは「ジャケットとパンツのセットアップなどにもよく合いますよ」と話す。 寒い冬にぴったりの素材を用いたキャップも数多く出回っている。綿素材のキャップはカジュアルな印象があるが、ウール素材を選べば、あわせる服の幅も広がる。
帽子専門店「CA4LA」で販売する白色のキャップ(1万2430円)は、ウールやモヘアなどの混紡生地で作った。モコモコと温かみのある風合いが特徴だ。やや長めのつばは金色で縁取られ、「C」のロゴとサイズ調整の金具も金色で統一されている。東京都渋谷区の「CA4LA代官山店」のスタッフ、田島ゆりえさんは「顔周りに華やかさが出て、明るく見えます」と説明。ロングワンピースなどのエレガントな装いとのコーディネートをすすめる。 ウール100%の黒色のキャップ(1万3200円)は、布のはぎ合わせがないシンプルなデザインだ。つばが細めでカーブが付いているので、顔の輪郭になじんで、すっきり見える。田島さんは「デニムやワンピースなど何にでも合う装いの幅の広さが魅力です」と話している。(読売新聞生活部 金来ひろみ)