【ギャラリー】音速で駆け抜けた34年の生涯。アイルトン・セナの輝かしいキャリアを秘蔵写真で振り返る
■1992年~1993年:伝説のモナコ、ドニントン
セナ伝説のレースとなっているのが、ウイリアムズ・ルノーの連勝を止めた1992年のモナコGP。緊急ピットインで2番手に後退したナイジェル・マンセルの猛攻を抑えるセナのファイトは多くのファンを熱狂させた。 契約問題で揺れに揺れた挙句、“マクラーレン・フォード”に残留することになったセナ。ドニントンパークでの1993年ヨーロッパGPでは、雨の中オープニングラップでライバルをごぼう抜きしてトップに立ち優勝。このレースをセナのベストレースに推す声も多い。
■1994年:最後の1年
1994年、ついにウイリアムズ入りを果たしたセナ。しかしハイテク禁止の煽りを受けたウイリアムズのマシンは神経質なものだった。セナは開幕戦ブラジルGP、第2戦パシフィックGPとポールポジションを獲得しながらも、開幕戦はスピン、第2戦は他車からの追突によりリタイアに終わった。 第3戦サンマリノGPでは、ルーベンス・バリチェロの事故、そしてローランド・ラッツェンバーガーの死亡事故と、レースウィーク中に重大事故が立て続けに発生。セナは同僚の死を目の当たりにして心を痛め、マシンに乗ることをためらっていたと言われる。そんな中で行なわれた1994年5月1日の決勝レース。多くの伝説を残したセナもまた、天へと召されていった。
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