ユーロ2024最高額の国はどこだ!? 市場価値ランキング1~10位。最強のタレント軍団は?
9位:デンマーク 監督:カスパー・ヒュルマンド FIFAランキング:21位 総市場価値:4億1550万ユーロ(約664億8000万円) 最高額選手:ラスムス・ホイルンド 北欧の古豪デンマークが9位にランクイン。総市場価値は4億1550万ユーロ(約664億8000万円)。前回大会でベスト4という好成績を導いたカスパー・ヒュルマンドがそのまま指揮を執る今大会は、チームの成長度が試されるところだ。 すでに4年前とは目に見える変化がある。4年前は得点源となる強力なストライカーがいない分、欧州随一の組織力でベスト4という成績を残した。ただ、今大会はチーム内市場価値トップでもあるFWラスムス・ホイルンド(6500万ユーロ/約104億円)がいる。 昨季アタランタで頭角を表したこの21歳は、今季初めに鳴物入りでプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに移籍。移籍金として約7500万ユーロ(約114億円)が支払われたことからもホイルンドに対する期待の大きさがうかがえる。 ホイルンドの他にも前回大会とは違う顔ぶれがチームを引っ張る。クリスタル・パレス所属のDFヨアヒム・アンデルセン(35000万ユーロ/約56億円)は安定したカバーリングとビルドアップ時の正確なロングフィードで攻守に安定感をもたらし、スポルティング所属のMFモルテン・ヒュルマンド(4000万ユーロ/約64億円)は高い戦術理解度とハードワークで中盤を支える。 前回大会を主力として経験している選手が多数残っていることで得意の組織力は維持しつつ、さらに個人のレベルアップが進んでいるデンマーク代表は、他の強豪国からすると戦いたくない相手の筆頭かもしれない。
8位:ベルギー 監督:ドメニコ・テデスコ FIFAランキング:3位 総市場価値:5億8450万ユーロ(約935億2000万円) 最高額選手:ジェレミー・ドク FIFAランキング上では欧州の中で2位のベルギーだが、市場価値ランキングでは8位どまりで、総市場価値は5億8450万ユーロ(約935億2000万円)となっている。それでもエデン・アザールなどを擁した黄金世代にも引けを取らないほど、若い人材が育っている。 特に中盤から前線にかけては今大会でさらなるブレイクが期待される若手選手が豊富にいる。プレミアリーグ初年度ながらマンチェスター・シティで切れ味鋭いドリブルを披露している22歳のFWジェレミー・ドク(6500万ユーロ/約104億円)や、ブンデスリーガで得点ランキング3位の24得点を記録したRBライプツィヒの24歳FWロイス・オペンダ(6000万ユーロ/約96億円)などスピード豊かなアカッターが揃っている。 また、全盛期のポール・ポグバ(元フランス代表)を彷彿とさせる長身を活かしたボールキープと前線への飛び出しが特徴的な22歳のアマドゥ・オナナ(5000万ユーロ/約80億円)や、生粋のウインガーでスピードを活かしたドリブルを披露する21歳のFWヨハン・バカヨコ(4500万ユーロ/約72億円)、ゲームメイカータイプのアンカーで19歳のMFアーサー・フェルメーレン(2500万ユーロ/約40億円)などは、今大会をきっかけに市場価値をさらに高める可能性を持っている選手だ。 かつての黄金世代の経験と、これから黄金世代になり得る若手選手の勢いがうまく融合しているベルギー代表は、今大会グループステージでスロバキア、ルーマニア、ウクライナとの戦いが待っている。他と比べると比較的優しいグループの印象があるが、2年前のFIFAワールドカップではモロッコ、カナダ、クロアチアと同組のグループステージで敗退した苦い記憶がある。