【ファーストクラスでパリ4往復も可能】スカンジナビア航空が実施する“宇宙規模”の100万マイルキャンペーン 条件は3か月でスカイチーム15社に搭乗、完遂するのは“修行”の域か?
どのくらいの費用がかかるのか? もとはとれるのか?
海外の掲示板では、15社を搭乗するのに3000ユーロ程度かかるという投稿も見られた。また、アジア内では、クアラルンプール→KLM→ジャカルタ→ガルーダ・インドネシア航空→シンガポール→ベトナム航空→ホーチミンシティ→チャイナエアライン→台北→中国東方航空→上海浦東→厦門航空(厦門経由)→バンコク→ケニア航空→広州→コリアンエアー→ソウル仁川で8社搭乗し、1000ドル程度という書き込みもあった。 さらにXでは、koyan334@YouTube氏が、日本(福岡)発でロサンゼルスまで周る、以下のようなルーティングを公開している。 このルートでは、ロサンゼルスから日本までの航空券を別途手配する必要はあるが、トータル40万円台でおさまりそうだ。 実際に元はとれるのだろうか。 ユーロボーナスの特典で、羽田からパリまでエールフランスのファーストクラスで往復すると、1往復につき22万5000マイル。100万マイルゲットすれば、パリまでファーストクラスで4往復してもまだマイルが余る(燃油サーチャージはかからないが、諸経費は別途必要)。なお、エールフランスのファーストクラスのパリ往復は、1往復約222万円なので、4往復で888万円相当となる。かりに50万円近く投じたとしてもその見返りが888万円であれば、投資額の17倍以上の見返りが期待できる。この点だけをみれば「買い」であることはまちがいない。
不安材料は?
このキャンペーンの最大のネックは期間が短いことである。また、スカンジナビア航空は2024年9月にスカイチームに加盟したばかりで、他社とのマイル加算がうまくいっていない事例が少なからず報告されている。1社でも未加算なら100万マイルはもらえないのだから、その意味ではリスクが高いといえるだろう。12月20日以前にすべての旅程を完了し、加算漏れがないかどうかその時点で確認することは必須といえそうだ。