「梅毒」が大流行! 風俗・マッチングアプリが感染の一因か、今後も増加傾向が続く見込み
国立感染症研究所が明らかにした内容への受け止めは?
編集部: 国立感染症研究所が明らかにした内容への受け止めを教えてください。 中路先生: この梅毒感染者の増加傾向は、今後もしばらく続くものと考えられます。引き続き、自治体からの注意喚起や早期発見・適切な治療が必要です。梅毒の流行は周知されてきていますが、感染初期には症状がないか、あっても軽いため、気づかずに他人へ感染させて、感染者が増加しているかもしれません。症状がある場合は、できるだけ早めに保健所での検査や医療機関の受診を推奨します。
編集部まとめ
国立感染症研究所は、「2024年上半期に全国で報告された梅毒の感染者数は6772人」と発表しました。現在の方法で統計を取り始めてから過去2番目の多さとなっており、今後も感染者数の動向には注視が必要です。
監修医師:
中路 幸之助 先生(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター) 1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。