大井町の住宅街に、ジョージアワインが均一価格で楽しめる隠れ家イタリアンを発見!
ムール貝のフェットチーネ✕アンバーワイン
パスタは手打ちが何種類か用意されている。太めのフェットチーネも自慢の一つで、ムール貝や大きな北海アサリが、大葉のジェノヴェーゼソースで和えてあるメニューが用意されている。太いフェットチーネには貝の出汁と大葉のジェノヴェーゼソースがしっかり絡んで、見た目以上に濃厚な味わいがある。聞けば、どの修業先でもパスタ場を任されることが多く、得意料理の一つだそう。なるほどパスタとソースの絡め具合が絶妙だった。
ムール貝のフェットチーネにペアリングしたいのは、1皿目と同じ生産者ラパティのアンバーワイン。「ジェノヴェーゼには白ワインを合わせがちですが、フェットチーネにしっかり貝の出汁の味がついているので、皮の渋みがあって酸味もしっかりしているアンバーワインがおすすめです」と大石さん。にごりのあるアンバーワインは味わいが強く出ており、素朴ながらパンチの利いた組み合わせだった。
大石さんの「私が恋した自然派ワイン」
大石さんが恋したワインは、ジョージアのドレミという生産者のアンバーワイン。 「こちらの顔ラベルはワインの表情を描いているそうです。お客様から似ていると言われて親近感を持っていました。今年5月には生産者が来日して、初めて直接会うことができました。温かみのある方で、ブドウを一から十まで愛情を持って育てているのが印象的でしたね。
ワイン自体は紅茶やブランデーの香りがするアンバーワインで、じわっとしたうまみがあるしみじみとした味わい。食事にも合いますし、最後の一杯に飲んでもいいですね」
甕で造ったジョージアワインを中心にラインアップ
ピッコロドォッティではジョージアワインを中心に、3割ほどイタリアワインも扱っている。ジョージアワインは古来から伝わる甕を土中に埋めて造られたワインがほとんどで、自然で素朴な味が楽しめる。イタリアワインは北から南までさまざまな種類のワインが揃っている。
グラスワインはイタリアワインとジョージアワインが白・赤それぞれ2種類ずつ用意され、イタリアワインは750円均一、ジョージアワインは900円均一と試しやすい値段になっている。もし気に入った場合はボトルで注文することも可能。ボトルワインは全70種類で5,500~9,000円の価格帯で用意されている。ジョージアワインを飲んだことのない人は、ぜひ試してみてほしい。