独自テクノロジー「オムニヒートインフィニティ」をダブル搭載した「Columbia(コロンビア)」のアウターがすごい!
ゴールドのドットによる熱反射でウエア内部を保温
「すぐれた熱反射保温機能はゴールドの部分の働きによるものです。ゴールドのドットを囲むブラックの部分は通気性があり、衣服内の蒸れを軽減します。暖かくても通気性がなければ蒸れにつながり、蒸れはその後の冷えにつながるので、冬のウエアは保温性だけでなく通気性の確保が重要なんです」 防寒具の快適さは、保温性と通気性が2大条件。それらを満たす「オムニヒートインフィニティ」がジャケットの内側と外側(表側)で機能する。内側はご覧のようにゴールドの面が目立つが、外側(表側)についてはゴールドの面が隠れるため、離れたところからは普通のフード付きジャケットに見える。
「ウエア内部を保温するだけでなく、外部の冷気を遮断する働きを『オムニヒートインフィニティ』は果たします。弊社のテクノロジーはよく『ヴィジブル・テクノロジー』という言い方をするのですが、テクノロジーの可視化に特徴があります。アウトドアでの使用に適した機能と品質を、誰の目にもわかりやすく届けること。目で見てわかることが大切だというのがブランドとしての考え方です。 何もないフラットな面だと機能をイメージしにくいですよね。内側のゴールドとブラックの配置は一目瞭然、すぐれた機能を発揮するためのデザインですし、外側もよく見るとフラットではなく独特のパターンが視認できます。機能だけでも、見た目だけでもない。機能を可視化することで、安心感をもって身に着けていただけるように開発しています」
実際に着用して行動する際の「使い勝手のよさ」に配慮したディテール
「オムニヒートインフィニティ」を2層に使用した「アーチロックダブルウォールエリートフーディッドジャケット」は、どうしてもメインの最新テクノロジーに目が行くが、実際に身に着けると使い勝手のよさが細部にまで感じられる。 「袖口にベルクロやドローコードではなく伸縮性のあるパイピングを採用したのは、自然に絞れて冷気の侵入を防ぐ利便性に配慮してのことですが、もうひとつ、軽量化のためでもあります。独自技術ではありませんし、この製品だけに使用しているわけでもないですが、デザインと機能の調和や、軽さと利便性のバランスを考慮した結果です」 熱反射保温機能をダブルで搭載した分、中綿を大量に使わなくても暖かいから、全体を薄く軽くすっきり仕上げることができる。薄着に見えて暖かく、撥水性や防風性もあるのでちょっとした雨、雪、風などをしのぐこともできる。 「完全防水ではないけど突然の雨をやりすごすことはできます。雪に閉ざされた厳冬期の高山を攻略するとなると話は別ですが、手軽なウインターハイクやキャンプ、スノーエリアでの着用、旅行や普段使いなどマルチに活躍するアイテムといえます」