日本ハム・江越大賀が引退 虎党からも愛されたガッツマン 戦力外通告から熟考の末決断
日本ハムから戦力外通告を受けた江越大賀外野手(31)が現役引退を決意したことが12日、分かった。10月22日に来季契約を結ばないことを通達され「今後は家族と相談して考える」と語っていたが、約3週間、熟考の末に決断を下した。 抜群の身体能力を生かした広い守備範囲と強肩、パンチ力を秘めた打撃を武器に、新庄監督の強い希望で22年10月に阪神から移籍。昨年は右手首と左あばら骨を同時骨折しながら「ヒビでも見つかったら2軍に落とされる。病院には行かない」と強行出場するなど、自己最多100試合に出場し初の1軍フル帯同を果たした。男気あふれる性格で新天地でも「エゴ兄」の愛称で慕われたが、移籍2年目の今季は出場機会が激減し19試合で無安打に終わっていた。今後は未定。古巣・虎党からも愛されたガッツマンが、10年間のプロ人生に静かに終止符を打つ。
報知新聞社