惜しまれつつ閉店した「蕎麦まえだ」

株式会社ジュブレ横浜工房は、惜しまれつつ閉店した名店「蕎麦まえだ」の味を、年越し用の特別セットとして復活させた。2024年11月19日より、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」を通じて新たな形で提供を開始している。 【写真】名店の味が、年越し蕎麦という形で復活！ ■プロジェクトの概要 「蕎麦まえだ」は、上質な蕎麦と絶品の天ぷらで多くのメディアに取り上げられ、食通たちを魅了してきた。今回のプロジェクトでは、当時の味を忠実に再現した冷凍セットを年末限定で提供する。これにより、名店の味を自宅で手軽に楽しむことができる。 ■プロジェクトの背景 「蕎麦まえだ」の閉店後も、多くのファンから復活を求める声が寄せられていた。本プロジェクトは、その声に応えるとともに、創業者の味を未来に伝える新たな挑戦である。「年越し蕎麦」という特別な機会に、多くの人々にその味を楽しんでもらうことを目指している。 ■商品の特徴 風味豊かな手打ち蕎麦 厳選された蕎麦粉を使用し、香り高い手打ち蕎麦を冷凍技術でそのまま届ける。冷たい蕎麦用と温かい蕎麦用、それぞれに最適な蕎麦を使用している。 こだわりの「出汁」と「返し」 素材の旨みを引き出した特製出汁と、熟成した返しを個別に同梱。現地で食べるような本格的な味わいを再現している。 サクサクの天ぷら 職人の技が光る天ぷらをセットにしている。蕎麦との相性は抜群で、冷めてもおいしいと評判の味わいだ。 ■隣の喫茶店「香」(かおり)のマスターのコメント うちの喫茶店に来る常連さんの中には、蕎麦まえだが大好きだったという方が多くてね。「まえださんの蕎麦が食べられなくなって本当に寂しい」とか、「あの天ぷらと蕎麦のバランスはほかにない」って、しょっちゅう耳にしますよ。「またあの味を楽しめる日が来ないだろうか…」なんて声もよく聞きますね。 まえださんの蕎麦には、味だけじゃなくて、皆さんの思い出がたくさん詰まっているんだなって感じます。このクラウドファンディングを通じて、あの味がもう一度楽しめるっていうのは、きっと皆さんにとってもすごくうれしいことだと思いますよ。 ■クラウドファンディング詳細 期間： 2024年11月19日～12月20日(金) 目標金額：10万円 ■冷たい蕎麦セット 冷たい蕎麦に最適な「高級御膳蕎麦」2人前と、風味豊かな「信州二八蕎麦」2人前をセットにした商品。冷たい蕎麦には、香りやコシをしっかりと感じられる、繊細な味わいが引き立つ蕎麦を厳選している。海鮮かき揚げ天ぷらが食感のアクセントとなり、まろやかな白出汁と秘伝の本返しが蕎麦の旨みを一層引き立てる。さらに、天丼にぴったりなタレも1人前分サービスで付属している。 ■温かい蕎麦セット 温かい蕎麦には、温度に耐えながらも食べ応えのある「北海道産7割蕎麦」の4人前をセットにしている。温かい蕎麦は出汁や返しと絡むことで、深い味わいが引き立つため、歯応えとコシのバランスを重視し、少し硬めの蕎麦を選んでいる。また、さっくりとした食感が魅力の海鮮かき揚げ天ぷらも4人前付属しており、家族みんなで楽しめる。さらに、天丼用の特製タレが1人前分サービスで付いており、天丼アレンジも楽しむことができる。 今回の新商品について、担当者に話を聞いてみた。 ーー今回の新商品の狙いは？ 「蕎麦まえだ」と検索すると当時の様子が垣間見えた気がしました。Xで京橋に来たから蕎麦まえだに行ってみようという人や、ブログに蕎麦まえだのことを書いている人、そんな人たちがいたならば、復活してもおもしろいのではないかと思い、前田さんに蕎麦を作ってもらうことになりました。 ーーイチオシポイントは？ 特にこだわった点は、海鮮かき揚げとだし、返しを別々にしている点です。当時はできなかったことをやりたいとのことで、かき揚げも少し贅沢にしています。冷めてもおいしいと評判だったノウハウはそのままに、具材を贅沢にしたかき揚げを食べてほしいです。また、出汁と返しを別々にすることで、好みに合わせて麺つゆを調整できるだけでなく、より出汁の香りを楽しんでもらえる工夫をしております。 ーー苦労した点は？ 蕎麦がなかなかよいものが手に入らず苦労しましたが、その結果、冷たい蕎麦用と温かい蕎麦用を分けることで、より蕎麦本来の味を楽しんでもらえるセットに仕上がったと思います。 ーーユーザーへのメッセージは？ 当時の「蕎麦まえだ」を知らない人にも、このかき揚げ蕎麦で年越しを迎え、幸せな気持ちになってほしいです。 厳選された蕎麦、職人技が光る天ぷら、そして丹精込めた出汁。「蕎麦まえだ」の味を懐かしむ人はもちろん、まだその味を知らない人も、ぜひこの貴重な機会に味わってみてはいかがだろうか。