「足跡と一致」 シューズの開発担当者が法廷で証言 妻殺害の罪 元長野県議の裁判【長野】
塩尻市で妻を殺害した罪に問われている元県議会議員の裁判員裁判で、被告が履いていたとされるテニスシューズの開発担当者が法廷に立ち、現場の足跡と一致することを証言しました。 元県議会議員の丸山大輔被告(50)は2021年9月、塩尻市の酒造所の事務所兼自宅で妻・希美さん(当時47歳)の首を絞めて窒息死させたとして殺人の罪に問われています。 先月16日の初公判では起訴内容を否認しました。6日は「現場の状況」のテーマから現場に残された足跡を巡って証人尋問があり、被告が履いていたとされるテニスシューズの開発担当者が法廷に立ちました。 開発担当者は現場に残された足跡と被告が履いていたとされるテニスシューズのソールデザインについて、溝やラインなど複数の観点から特徴が一致することを証言。 一方、弁護側は一部の足跡のかかと部分についた線について、「痕跡がデザインと一致するか」と質問し、開発担当者は「しません」と答えました。 その後、検察側の追加質問に対しては、「何らかのものがかぶさってできたのかなと思った」とも証言しています。 7日は丸山被告が運営していた酒造会社の従業員が法廷に立つ予定です。