大きな実の柿すだれ 市田柿づくりが最盛期 収穫量は例年並みに【飯田市】
飯田市では特産の市田柿作りが最盛期を迎えています。 この時期の風物詩柿すだれには例年以上に大きな実がつるされています。 鮮やかな色の柿すだれがずらりと並びます。 市内の座光寺にある松沢正芳さんのハウスです。 機械で皮を剥いた後は… 一つ一つ丁寧に手作業でつるしていきます。 ■生産者・松沢正芳さん 「今まで暖かかったので大変苦労したけれど、原料である生柿も順調に収穫が進み、あすから涼しくなるのでなんとかなるんじゃないかと感じている」 今年は3月の凍害や、梅雨入りの遅れによる雨不足に、夏場の猛暑など様々な影響から収穫量の減少が心配されてきました。 しかし9月に定期的な雨が降ったことや、適度な気温の推移のおかげで、実は大きく育ち収穫量もほぼ平年並みとなりました。 市田柿は現在ブランド化にも力を入れ、タイやマレーシア、シンガポールなどへの海外輸出も積極的に行っています。 つるされた柿は、およそ1カ月間乾燥させ、柿もみなどの作業を経て、今月下旬から出荷が始まります。