モー・サラーに勝った! アメリカのリヴァプールファンがサラーとの対戦を激白
チェスが好きなサラー
アメリカのリヴァプールファンが、モハメド・サラーに勝ったことを告白し話題となった。『Daily Mail』が伝えている。 チェス盤を前に笑顔のサラー といっても、サッカーではなくチェスでの話だ。サラーは以前から自分が熱心なチェスプレイヤーであることを明かしており、世界中のプレイヤーと対戦できるウェブサイト『Chess.com』で定期的にプレイしていた。サラーのプレイヤーレーティングは1400を達成。1000を超えることのできるプレイヤーは限られており、サラーの腕前はかなりのものがあるようだ。 そんななか、今季プレシーズンツアーでアメリカを訪れた際に、ファンの男性と対戦する機会を得たようだ。同紙によればこのファンはピッツバーグのスターバックスで偶然サラーと出会い、勇気を出してサラーに対戦を申し込んだ。サラーは「プレイしたい? そうだね、できるよ」と答え、そのファンにユーザー名を尋ねたという。 サラーがホテルに戻った数分後、そのファンのスマホにはサラーからの挑戦状が届いた。ファンは「とても緊張」し、「心臓がドキドキ」したと語っている。ほどなくしてサラーが盤上でリードを奪い、そのファンは伝説の選手の時間を無駄にしたくないという思いから、降参したようだ。 しかし、2度目の対戦が待っていた。そのファンが仕事から帰ったあと『Chess.com』にログインすると、サラーがオンラインになっていたという。そして、再びサラーからゲームを挑まれたようだ。 「彼は私にチェスのゲームを挑んできました。それでまた心拍数が急上昇し、ジョババ・ロンドン(チェスのオープニングムーブのひとつ)でオープニングで突撃し、ちょっとした罠で彼を捕まえて、彼のクイーンを勝ち取りました。そして緊張しながらもフィニッシュしたんです」 彼はサラーに勝ったあと、こんなことは誰も信じてくれないと思ったと語っている。「私にとって、それはモーとの特別な繋がりなんです」。愛するクラブのスーパースターと対戦して勝った。それは彼にとって一生の思い出になるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部