居酒屋の「お通し」が苦手なものだった! 500円払うのが“もったいない”と感じるのですが、お通しを断るのは非常識でしょうか…?
居酒屋に入ると、多くのお店で最初に「お通し」を提供してくれますよね。しかし、それが苦手な料理でがっかりしたり、500円も払うなんてもったいないと感じたりすることもあるのではないでしょうか。できれば自分で注文した料理以外にはお金を払いたくないと考える人もいるでしょう。 本記事では、お通しが提供される理由や、お通しを断ることが可能なのか、それが非常識にあたるかどうかについて解説します。 ▼セルフレジになったら「客に仕事をさせるのか!」と暴言を吐かれた! 仕事だし我慢するしかないの?
お通しとは
お通しとは、居酒屋や小料理店で、席についてから注文した料理が来るまでの間に提供される簡単な料理のことです。これは日本独自の文化ともいわれています。 飲食店向けサービスを展開する「飲食店ドットコム」を運営する株式会社シンクロ・フードが2023年に行ったアンケート調査によると、お通しの価格として「300~399円」が約40%と最も多くなっており、次いで「500~599円」が約21%となっています。300~500円程度で提供されることが一般的といえるでしょう。
お通しが提供される理由
お通しが提供される理由にはさまざまなものがあります。 ■席料やサービス料 お通しには、席を確保するための席料やサービス料が含まれていることがあります。そのため、お通しの料金は単に料理の値段というよりも、サービス全体の一部として設定されていることもあるのです。 ■待ち時間の解消 居酒屋では、注文した料理が出てくるまでに時間がかかることがあります。その間、何も提供されないと、お客さんは待ち時間を長く感じてしまいます。お通しは、待ち時間を解消するための役割を果たしており、料理が到着するまでの軽い一品として提供されることが多いのです。 ■お店の味の紹介 お通しは、お店の料理をお客さんに知ってもらうための手段でもあります。何気なく食べたお通しがおいしくて、うれしかった経験がある人もいるのではないでしょうか。お店側が食べてほしい自慢の料理の味を提供して、お店の味をアピールすることができるのです。 ■新メニューのお試し お通しは、新しいメニューや季節限定の料理を試してもらうためにも活用されます。お通しとして提供することで、お客さんの反応を見ながら新しいメニューの開発のヒントにすることができるのです。