ドンチッチと“共闘失敗”したスミスJr.が元相棒を絶賛「世界最高の選手に近い位置にいる」<DUNKSHOOT>
2018年のドラフトで、マブズは全体5位指名権を保持していた。スミスJr.はドンチッチ、ジャレン・ジャクソンJr.(4位指名/メンフィス・グリズリーズ)、モー・バンバ(6位指名/ロサンゼルス・クリッパーズ)が気に入っていたが、その印象はすぐさま変わったようだ。 「僕はあの3人を気に入っていた。でも彼(ドンチッチ)は世界最高の選手に近い位置まで来ている。まるでもうそこにいるみたいだ。彼は特別な存在であり、別世界にいるかのようだった」 19歳でNBAデビューしたとはいえ、ドンチッチはすでにスロベニア代表でプレーし、スペインのレアル・マドリードで実績を残してきた実力者。ヨーロッパとNBAは環境が違うものの、ドンチッチはルーキーシーズンから平均21.2点、7.8リバウンド、6.0アシストをマークして新人王に輝いた。 2年目から5シーズン連続でオールNBA1stチーム入りするドンチッチは昨季、平均33.9点で初の得点王を戴冠し、MVP投票で自己最高の3位にランクイン。チームも2011年以来初のファイナルまで勝ち上がり、キャリア最高のシーズンを送った。 ドンチッチは得点・リバウンド・アシストの3拍子揃ったオールラウンダーであり、25歳ながらリーグを代表するスーパースターの1人。手首のケガから6試合ぶりに復帰した12月1日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦でも36得点、7リバウンド、13アシスト、3スティールの大活躍でチームを勝利へと導いた。 ルーキーシーズンで上々の成績を残したスミスJr.にとって、2年目にドンチッチが加入したことがNBAキャリアを大きく変える出来事になった。とはいえ、相手がドンチッチだったのだから、さすがに仕方ないことだと切り替えていることだろう。 文●秋山裕之(フリーライター)
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