“無難な格好のママ”から4年で大変身した女性。似合わない服も大胆な服も「怖がらずに着る」方法は
普段ピンクを着ない人が、ピンクを着るための“意外なステップ”
――バンジージャンプでない小さな挑戦とは、具体的にはどんなものでしょうか? marie「例えば普段ピンクを着ない人がピンク色の服に挑戦したいなら、いきなりピンク色のワンピースを着てお出かけするのはおすすめしません。まずは家で着てみて、自分が見慣れることが大事です。最初のステップとしてはピンクをパジャマや部屋着として取り入れて、少しずつ自分が見慣れていくというのはいかがでしょうか。 ――パジャマなら毎日見られるし、他人には見られないし、ちょうどいいですね! marie「あとは、写真を撮って客観的に見ることも大事です。鏡だとどうしても主観が入って、自分が見たいようにしか見えません。写真で『これは無理だな』と思ったら、その日は着るのをやめて、特別な予定がある時に着てみようとか、顔から離れた部分や面積の小さい部分から取り入れていくとか、少しずつ挑戦することがポイントです。ハードルを下げて、小さな挑戦から始めてほしいですね。 小さな失敗でも、重ねることで解像度が上がっていきます。何が良くなかったのか、こうすれば良いのかと試行錯誤をすることで、完成に近づいていきます。そして、そのプロセスを通じて自信も積み上がっていきます」
似合う服の中に、着たい服がなくなってしまった過去
――以前の記事で、「私は△△だから、○○な服を着なくてはいけない」と悩んでいる方々のお話を聞きました。marieさん自身は、「似合う服」より「着たい服」を選ぶようになって、どのような変化がありましたか? marie「着たい服ではなく似合う服を着ていた時は、私も、相談者の皆さんとほぼ同じ気持ちでした。地方に住んでいるので、『こんな格好で田舎のスーパーに行ったら浮くよな』のように、近所の人やママ友の目が気になっていました。 それに、私も『お母さんらしく年相応の服装でいるべき』と考えていたんです。だから、着たい服ではなく、似合う服を選んでいました。でも、年を重ねるうちに、似合う服の中に自分が着たい服がなくなってしまったんです。何を着ればいいのか、迷子になったような状態でした」