【岩手県・2025年版】冬の絶景・風物詩10選。冬と夏の年2回だけ公開される、神秘的な鍾乳洞も
◆一関のもち文化
平泉町一関市のある岩手県南の一関地方は、江戸時代から400年以上もち食文化を重んじ、もちの聖地と言われているほど。一般的には、もちを食べるのは正月というイメージが強いが、この地方では入学式や冠婚葬祭など年間60日以上も「もち食」を食べ、もち料理の種類は300種以上とも言われるほど。 冠婚葬祭などのあらたまった席でふるまわれる「もち本膳」は、あんこもち、雑煮、料理もち、大根おろし、たくあんなどがお膳に並ぶ。一関市は、もちグルメやイベントも盛んなので、ユニークなもち食、もちをトコトン食したくなったら一関市へ足を運んでみるのがおすすめ。 一関のもち文化(いちのせきのもちぶんか) 所在地 岩手県一関市
◆スノーピーク陸前高田
スノーピークとしては北東北初の直営キャンプ場として2023年秋にオープンした「スノーピーク陸前高田キャンプフィールド」。岩手県と宮城県の県境にある広田湾を見下ろす高台に建ち、開設以来、東北地域のキャンパーに親しまれてきた。 展望台からは広田湾が望めるという、海と山が一度に楽しめる絶好のロケーションが自慢。広々とした約6.8万坪の敷地には、フリーサイトのほか、牡蠣養殖の風景が印象的な陸前高田の海を臨めるオートサイト、大人数で楽しめるグループサイト、愛犬と過ごせるドッグランサイトなどが充実している。 静かな環境で自然の豊かさを存分に満喫しながら、アツアツのキャンプ飯を頬張るひとときこそキャンプの醍醐味。隈研吾氏設計のモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」やキャビンなども充実しているので、キャンプ初心者という人にも安心。冬に自然に親しむには最適の場所だ。盛岡市や仙台市から車で約2時間というアクセスのよさも魅力。 スノーピーク陸前高田(スノーピークりくぜんたかた) 所在地 岩手県一関市東山町長坂字町467
◆はなまき星めぐりの夜
東北有数の温泉地・花巻温泉郷にある温泉地・花巻温泉。この地では冬限定で、スカイランタンイベント・はなまき星めぐりの夜が開催される。 スカイランタンは、タイや台湾などアジアの熱気球を起源とするもので、もともとは通信手段として活用されてきたもの。しかし、空に舞い上がる光景の幻想的な美しさから祈祷儀式などにも使われるようになり、日本各地でもイベントなどで楽しまれている。 はなまき星めぐりの夜では、花巻温泉郷の対象施設に宿泊するとランタンの打ち上げに参加でき(参加費1,000円)、見学は誰でも自由にできる。 一面の銀世界に温かな色の光が空に浮かぶ様子は感動的で、思い出に残る大切なひとときになるはず。ランタンの打ち上げ後には、数発の花火も打ち上げられる予定だ。 開催日:2025年1月19日(日)、1月26日(日)、2月2日(日)、2月11日(火・祝)、2月16日(日) はなまき星めぐりの夜(はなまきほしめぐりのよる) 所在地 岩手県花巻市鉛中平36-1 鉛温泉スキー場 ゲレンデ特設会場