【NFL】バイキングスはQBカズンズとともに失ったリーダーシップを“分担して”引き継ぐとDTフィリップス
ディフェンシブタックル(DT)ハリソン・フィリップスは、ミネソタ・バイキングスのリーダーシップを導きだす多くの要素は、クオーターバック(QB)カーク・カズンズがアトランタ・ファルコンズに移籍して持ち去ったものよりも大きいことを証明したいと願っている。
バイキングスで6年間リーダーを務めたカズンズがファルコンズに移籍した一方で、その最後の2シーズンをチームメイトとして過ごしたフィリップスは、カズンズの離脱を補う過程でチームが実際に向上する可能性があると信じている。
フィリップスは現地7日(水)に『NFL Total Access(NFLトータル・アクセス)』で次のように話している。
「巨大な損失があるだろう。カーク・カズンズは人として、リーダーとして、チームメイトとして、ロッカールームに大きな空白ができる。俺の周りにいた中で最も謙虚な選手の1人だ。献身的なリーダーであり、偉大な原動力だった。彼は最高だ。その空白を埋めることを1人の人間に求めることは、多分できない。だから、俺たちがやろうとしているのは、すでに見たように素晴らしいリーダーシップを発揮するチームを作ることだ。ここ数シーズン、このロースターで見てきた選手たち――キャプテンのような選手もいれば、まだキャプテンになっていないけれどキャリアを積んでいくうちになりうる選手もいる――がすでにいるから、その役割を引き継いで、一種の役割分担をするんだ。みんなでその重荷を背負うことで、もっといいフットボールチームを作れるかもしれない」
「カークはどう見ても素晴らしいやつだ。俺は彼から多くのことを学んだし、リーダーシップの面も学んだ。そういう能力を高めることに挑戦しながら、自分のプレーを向上させようとしているところだ」
昨年のバイキングスのキャプテン8人の内訳を見てみると、実際にチームが失ったのはカズンズだけでなく、他にも何人かの重要な選手がいたことが分かる。それはラインバッカー(LB)のダニエル・ハンターとジョーダン・ヒックスであり、2人はフリーエージェント(FA)で新しいチームに移籍。一方で、ワイドレシーバー(WR)ジャスティン・ジェファーソン、セーフティ(S)ハリソン・スミス、オフェンシブタックル(OT)ブライアン・オニール、フルバック(FB)C.J.ハム、Sジョシュ・メテラスはチームにとどまっている。