ナスカ地上絵、新たに303点…山形大などの研究チームがAIによる航空写真解析で発見
住民たちが歩きながら地上絵を繰り返し見て、人をいけにえとする儀式の概念を認識したり、家畜の繁栄を祈ったりしていたとみられるという。
これに対し線タイプは、ナスカ台地の南北の神殿などをつなぐ巡礼経路の両端に集中しており、周辺では当時の土器の破片なども見つかっている。このため、宗教的な儀式に使われたと考えられている。
AIで示された候補の約7割は現地で調査できておらず、地上絵は今後さらに増える見通し。開発や洪水などによって失われてしまう恐れもあるため、特定を急ぎ、ペルー政府と協力して保護につなげたい考えだ。