新たな「SUVミニバン」25年登場か!? ゴツくていっぱい乗れる最強マシン!? 次期「デリカ」はどうなるのか?
17年目に突入のデリカ D:5、フルモデルチェンジはいつ?
ミニバンとクロカンの特徴をあわせ持っている三菱「デリカ D:5」は、およそ17年にわたってフルモデルチェンジがおこなわれていません。 【画像】めちゃカッコいい! 三菱 新型「デリカ」コンセプトを画像で見る(45枚) 一方、ジャパン・モビリティ・ショー2023では「未来のデリカ」が登場するなど、その周辺はにわかにあわただしくなっています。
デリカ D:5は、2007年の登場以来一度もフルモデルチェンジがおこなわれていません。 にもかかわらず、2024年10月の新車販売台数ランキングでは、乗用車全体の31位にランクインしています。 これは、三菱の乗用車のなかでは最上位であり、デリカ D:5がいまなお根強い人気を持っていることがわかります。 とある三菱の関係者は、デリカ D:5の人気の理由について「唯一無二のモデルであることが大きい」としたうえで、次のように続けます。 「デリカ D:5は、多人数乗車を可能とするミニバンとしての側面と、高い悪路走破性能を持ち合わせたクロカンとしての側面をあわせ持っています。 私の知る限り、こうしたクルマは世界広しと言えどもデリカ D:5のみだと思います。 長らくフルモデルチェンジをしていない理由も、デリカ D:5が独自のポジションを築いており、もはやライバルが不在であるためだと思います。 とはいえ、2019年には大幅改良をおこなっているため、機能装備の面で古さを感じることはほとんどありません。 さらに、近年ではアウトドアブームも追い風となっており、常に安定した売れ行きを記録しています」 そんなデリカ D:5ですが、、近い将来にフルモデルチェンジがおこなわれる可能性が高いようです。 そのヒントとなるのが、三菱がジャパン・モビリティ・ショー2023で世界初公開した『D:X コンセプト』です。 「未来のデリカをイメージした」というこのコンセプトモデルについて、三菱の加藤隆雄社長が「カーボンニュートラル社会の実現を見据え、電動化技術と四輪制御技術を中心に当社の技術の粋を集めたコンセプトカー」と語っています。 具体的には、パワートレインにはPHEVが採用され、電動4WDシステムの「S-AWC」が搭載されることが明かされています。 さらに、デリカ D:5のアイデンティティとも言える「環状骨格(リブボーンフレーム)」についても、さらに強化したものが採用されることが発表されています。