新たな「SUVミニバン」25年登場か!? ゴツくていっぱい乗れる最強マシン!? 次期「デリカ」はどうなるのか?
D:X コンセプトの市販化は「そう遠くない」
一方、D:X コンセプトの内外装のデザインはあまりに未来的であり、現実的なものとは言えません。 このことから、D:X コンセプトの市販化の可能性は低い、もしくは市販化までにかなりの時間がかかると考えるべきなのでしょうか。 一方、2024年5月24日に三菱の北米法人ミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ(MMNA)は、将来的な北米事業計画「モメンタム2030」を発表しています。 この中で、今後登場する7台のシルエットを公開していますが、センターでひと際存在感を放っているのはミニバンらしきモデルです。 これが新たなるデリカと言える可能性は高いかもしれません。 そうしたなかで、三菱の関係者は次のように話します。 「あくまで私個人の感想とはなりますが、市販化はそう遠くないと思います。 たとえば、強化された『環状骨格(リブボーンフレーム)』にPHEVシステムと『S-AWC』が搭載されることが発表されていますが、それらは三菱が持つ既存の技術の組み合わせである程度実現できそうです。 具体的には、『環状骨格(リブボーンフレーム)』は言うまでもなくデリカ D:5で使用されていますし、PHEVシステムも『アウトランダー PHEV』や『エクリプス クロス PHEV』ですでに採用されています。 さらに、『S-AWC』は三菱のコア技術と呼べるものです。 もちろん、デリカ D:5のフルモデルチェンジに際しては、これらの技術が大幅にアップデートされることになるとは思います。 とはいえ、ゼロから開発するというわけではないことを考えると、新型の登場は意外にも早いかもしれません。 その場合、当然のことながら内外装のデザインはより現実的なものになると思われます。 ただ、D:X コンセプトの内外装のデザインについては細部まで考えられており、さらには、ヤマハとの共同で開発した新世代のオーディオシステムが採用されることも明らかにされています。 こうした点を考えると、やはり想定よりも早く登場する可能性は高く、もしかしたら2025年中にもなんらかの動きがあるかもしれません」
※ ※ ※ デリカ D:5がフルモデルチェンジする場合、その名称はどのようになるのでしょうか。 前出の関係者は「順当に考えれば『デリカ D:6』になると思いますが、PHEV化するなど、これまでのデリカシリーズから大きく変化することを考えると、コンセプトモデルのとおり『デリカ D:X』というようになっても不思議ではありません」と話します。 2025年、デリカ D:5は約18年ぶりのフルモデルチェンジを果たすか、いまから目が離せません。
Peacock Blue K.K.