GoogleのAI「Gemini」って、何ができるの?知っておきたい基礎知識まとめました
「Google Gemini」アプリと料金プラン
まずは、Googleが提供する「Gemini」アプリについて説明しましょう。 Android版がダウンロード可能なほか、ウェブ版にもブラウザ経由でアクセスできます。 原文記事の執筆時点では、iOS向けGeminiアプリはリリースされていませんが、iOS版の「Google」アプリを起動して、トップページの上の方に表示されている「Gemini」アイコン(青と紫のグラデーションの星形マーク)をタップすれば、Geminiにアクセスできます。 アプリ版のGeminiについては、OpenAIの「ChatGPT」や、Microsoftの「Copilot」に相当するサービスと考えて差し支えないでしょう。 プロンプトを入力すると、生成AIによる回答を得ることができます。詩や小論文を書いてもらう、旅行のプランを練る、決断のヒントを得るなど、ほぼあらゆるトピックについてアドバイスが得られます(ただし、AIが事実に反する回答をするハルシネーションには気をつけてください)。 料金プランは2つ Google Geminiアプリは、2つの料金プランから選ぶことができます。 基本プランは、すべての人に無料で提供されているもの。一方の有料プランでは、より高度なGeminiモデルにアクセスできます。詳細についてはのちほど詳しく説明しますが、簡単に言うと、高度なモデルではより賢く、レスポンスが速く、汎用性が高くなります。 現時点では、Geminiのサブスクリプションプランは「Gemini Advanced」の1つだけです。また、これは「Google One」のプランと重なる部分もあります。 Gemini Advancedの料金は月額19.99ドル(日本では2900円)。より高度なモデルが使えるのに加えて、AIを活用した便利な機能もいくつか追加で提供されています。 具体的には、ドキュメントのアップロード、Pythonのコードの実行、そしてGmailやGoogleドキュメントといったGoogleアプリからGeminiにアクセスする機能などです。 Googleアプリを通じて使える2TBのストレージも与えられますが、これはGoogle Oneと共通する部分です。また、Googleストアでのショッピングが10%オフになるなど、そのほかのGoogle Oneに付随する特典も含まれています。 ちなみに、AI関連の追加機能がなく、2TBのストレージが使える通常のGoogle Oneプレミアムプランの料金は、月額9.99ドル(日本では1300円)です。