GoogleのAI「Gemini」って、何ができるの?知っておきたい基礎知識まとめました
最近、避けて通るのが難しい話題と言えば、やはり人工知能(AI)です。AIは、「テック業界に到来した次の大革命」として、今まさにもてはやされています。 GoogleのAI「Gemini」って、何ができるの?知っておきたい基礎知識まとめました 「猫も杓子もAI」という状況のなかで、Googleも、業界をリードする存在になろうとして、あの手この手で努力しています。 同社のAIに関する取り組みは、「Gemini」という総称で呼ばれていますが、実際のところ「Google Gemini」のブランド名で提供されるサービスの形や規模は多岐にわたります。
意外とややこしいGemini(+ネーミングの理由)
GoogleはGeminiという名前を、自社のAIモデル(この人工知能の基盤となるテクノロジー)とAIアプリ(ウェブやスマートフォンでアクセスできるサービス)の両方に使っています。 そのため、その時々でどちらの話をしているのか、どちらを使っているのか、特定が難しいところもあるのです。 さらに、現在のGeminiアプリは、2024年2月までは「Google Bard」という別の名で呼ばれていたことも、混乱に拍車をかけています。 Geminiには今も、新たな製品や機能が続々と追加されています(その最新例が、5月の「Google I/O 2024」イベントで発表された新機能の数々です)。 このような状況を踏まえて、「そろそろGeminiの名で呼ばれるツールそれぞれの正確な意味を解説するべき時が来た」と、米Lifehacker編集部では判断しました。 紛らわしいGoogleのAIツールについて理解し、フル活用するために、以下の説明を参考にお役立てください。 Geminiの名前は「宇宙」にちなむ なお、本題に入る前に、興味がある方向けの追加情報をお伝えししておきましょう。 Googleが、「双子」を意味する「Gemini」というラテン語を選んだのは、2つのAIプロジェクトが、同時に社内で開発されていたことに由来します。 また、宇宙につながる意味があることも、選ばれた理由の1つです。Geminiは、空にある星座(そして占星術で使われる12星座の1つである)の「ふたご座」を指す言葉です。 さらに、アメリカ航空宇宙局(NASA)が1960年代に進めていたプロジェクトの名前でもあります。 つまり、GoogleはGeminiという名前に、宇宙開発への大志を込め、テキスト/画像/動画というさまざまなメディアを扱えるこのAIのマルチモーダルな側面を反映させたわけです。