動物界この1年 7年ぶりに登場 上履き窃盗犯は? ハイキング中に遭遇 水族館に新たな仲間 【福岡発】
2024年、動物たちが主役となった“歓喜の瞬間“や”お騒がせ事件”。福岡でも数々のドラマがあった。 【画像】動物界この1年 7年ぶりの雄姿 上履き窃盗犯は? ハイキング中に遭遇! 水族館に新たな仲間 【福岡発】
7年ぶり はるばるミャンマーから
福岡市の動物園。2024年1番の話題と言えば、やはりアジアゾウ。エサを食べたり、おもちゃで遊んだりと毎日、元気に過ごしている。 「ゾウがいる!」「ゾウさんが、めっちゃ近い!」。誰もが興奮気味。幼稚園や小学校が冬休みに入ったこともあり、ゾウ舎の周りには大勢の子どもたちで賑わっていた。 はるばるミャンマーからやって来た待望のゾウたち。「とても元気に毎日、外で遊んでくれています。丘の上に上がって餌を探して回ったり、吠え合いながら体をくっつけ合ってコミュニケーションをとったり、いろんな遊び方をしています」(飼育員・福原晋弥さん)。ゾウたちは動物園にも慣れてくれたようだ。 ゾウたちが動物園にやって来たのは2024年7月。「いま、機体からゾウを乗せたゲージが出てきました。かすかにゾウのシルエットが見えます」と取材した記者も興奮気味にその日のようすを伝える。それもそのはず、福岡市動物園でゾウにお目にかかれるのは実に7年ぶりのことだったのだ。 「ちょっと出て来た。なんでお尻から?お尻から出て来た」。慣らし飼育を経て、一般に公開されたのは11月。ゾウは、恥ずかしそうになぜか後ろ向きで登場。「子どものゾウさんが可愛かった」と話す女の子や「歩いているとき、鼻が見られて嬉しかった」と話す男の子。その姿を目にした子どもたちにも笑顔が溢れた。 そして同時に発表されたのが、4頭の名前だ。最年長のメスが「ゆずは」。その子どものメスが「わかば」。オスは「あお」。そして公開前に残念ながらゾウヘルペスに罹患し、死んでしまったメスは「すい」と名づけられた。 公開後1週間の来園者が前の年の同じ時期と比べ約1.8倍になるなどゾウ効果も現れた福岡市動物園。2025年も動物園のシンボルとして来園者を楽しませてくれそうだ。