主力になれるのか…。鎌田大地、クリスタル・パレスで待つ強力なライバル(3)スタメンは確約? 2部→ユーロ行き掴んだ男
ラツィオを契約満了で退団したサッカー日本代表MF鎌田大地は、フランクフルト時代の恩師であるオリヴァー・グラスナー監督が率いるクリスタル・パレスに加入することが決定した。昨季終盤の巻き返しでトップハーフフィニッシュを果たしたチームで鎌田のライバルとなりそうな選手をピックアップして紹介する。
MF:アダム・ウォートン(イングランド代表) 生年月日:2004年2月6日 今季リーグ成績:16試合0得点3アシスト 今季後半戦のクリスタル・パレスの躍進を支えたのは、冬にブラックバーン・ローヴァースから加入したアダム・ウォートンと断言してよいだろう。 本来、中盤の軸として計算していたシェイク・ドゥクレが昨年11月にアキレス腱を負傷したことで、白羽の矢が立ったこの若武者は、あっという間にチームに馴染み、プレミアリーグ挑戦から半年足らずでユーロ2024(欧州選手権)のメンバーに名前を連ねた。 ウォートンの最大の特長は、視野の広さとパスの出し先からも伝わる卓越したセンスとサッカーIQの高さだ。ボールを受ける前に首振りを繰り返すことで周りの状況を認知し、パスを受けてからすぐに危険な位置へと1本のパスを通して局面を打開する。中盤でリズムを作るのが上手く、試合の流れを読みながら落ち着いて配球もできる選手で、被保持のセカンドボールへの寄せの速さも際立っている。 彼の存在感の大きさを踏まえると、来季以降もスタメンは当確だろう。鎌田大地がダブルボランチの一角のポジションで計算されている場合は、乗り越えなければいけない壁になる可能性もある。
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