【中村アンインタビュー】27歳の時に購入したカルティエのパンテールが主役に、ゴールド×シルバーを重ね付け。
「ひとつで存在感のある大きくて丸みのあるリングが好き」中村アン/俳優
「ジュエリーは丸みがある有機的なフォルムに惹かれます。私はあまりネックレスをしないので、手元を充実させたい。特に冬はニットやコートと服に重みが出てくるので、ひとつで存在感のある大きめのリングは欠かせません。かっちりとしたものより柔らかくて動きのあるものが好きです。カルティエのトリニティは重なった3つの地金に動きがありますし、ジョージ ジェンセンのリングは、ゴールドとシルバーがドッキングしていて、どちらを上にするかで印象が変わる柔軟性のあるデザイン。時計も手首で揺れ動くブレスレットタイプが好きです。パンテールは27歳の時に、少し軽量感があって女性らしいものを探していて出合いました。服は断捨離することがありますが、ジュエリーは寝かせることで違った魅力に気がついて、年齢やファッションや髪型によって似合う時が来る。そこがジュエリーの楽しさのひとつだと思います。気負わずにファッションと同じように着けたいので、あまりジュエリーに意味は持たせないんです。以前は毎年誕生日に買っていたのですが、最近は気になった時がタイミングで、ふらりとお店へ立ち寄るように。自分に似合い、その時にサイズの合うものがあればご縁と思って購入します。いいなと思うものがひとつでもあったら、そのブランドを深掘りすることで思い入れが高まり、コレクションが増えていきます。ジョージ ジェンセンも、指輪に始まり、なめらかなカーブのデザインに惹かれてピアス、ブレスレットと買い足してきました。自立した強い女性への憧れから、甘いモチーフのジュエリーは敬遠しがちでしたが、最近は年齢を重ね、愛らしさのある総ダイヤのリボンのデザインのリングにも興味があります。ジュエリーを通じて新しい自分に出合うことが楽しみです」 【写真】「あの人のウォッチ&ジュエリーの物語」一覧
初めて購入したジョージ ジェンセンは、彫刻的で立体感に惹かれたカーヴコレクションのリング(中指)。その後、オフスプリングコレクションのピアス、ジョージ ジェンセン リフレクトのブレスレット(左腕)と買い足して。カルティエのトリニティ(薬指)は、ボリュームあるサイズを愛用。時計はパンテールの中でもいちばん腕にしっくりなじんだことから地金のミックスされたタイプを購入。いろいろな時計の中でもいちばん出番の多い一本に。