森田健作の呼びかけで1970年代のヒロイン2人が夢の初共演 〝吉川くん〟早瀬久美&〝アテンションプリーズ〟紀比呂子さん
1970年代の昭和の青春ドラマのヒロイン役で人気を2分した女優の早瀬久美(73)と元女優の紀(きの)比呂子さん(74)がこのほど、BS日テレの「森田健作アワー 人生ケンサク窓」(毎月第2、第4土曜日午前9時)で半世紀の時を経て初共演した。この模様は11、25日の番組で紹介される。 同番組は俳優森田健作(75)がホストを務めるトークバラエティー。今回は森田の呼びかけで、日本テレビ系ドラマ「おれは男だ!」(71~72年)でヒロイン〝吉川くん〟(吉川操)を演じた早瀬と〝スチュワーデスブーム〟をつくったTBS系ドラマ「アテンションプリーズ」(70~71年)で主演の客室乗務員を演じた紀さんが出演。70年代の青春ドラマを彩った2人の〝夢の初共演〟が新春に実現した。 それぞれの人生などを語った収録で、紀さんと初対面した早瀬は「ドラマでも共演はなかったけど、『アテンションプリーズ』は、今はCAと言ってますが、本当にハマり役だと思った。それにしても2人でテレビで顔を合わせるのは今回が初めてなんですよね。なんか初めてじゃないような感じです」と感激しきりだった。 一方、紀さんは「早瀬さんはとてもかわいらしかった思い出がある。ただ、タイプも違うので共演というのはなかったのですが、会って、いろいろと話してみたいとは思っていました。結婚して、この業界を離れてしまっていたので今回、お会いできてうれしかった。何か、あの時のかわいらしいイメージがそのままです」と永遠のヒロインをたたえた。 2人を引き合わせた森田は、主演の「おれは―」で共演した早瀬を横に「あのころ久美ちゃんは大スターで、新人だった僕は足元にも及びませんでした!」と大笑い。フジテレビ系ドラマ「青春をつっ走れ」(72年)で共演した紀については「紀さんはかっこ良くって、真っ赤なアルファロメオに乗って、大船の撮影所まですっ飛ばして来てましたね」などと当時を懐かしんだ。 大女優として知られた三條美紀さんが母親の紀さんは、82年の結婚を機に女優業から引退した。往年のファンから復活の声も高まる中、「今度は70代の青春ドラマを3人で作ろうよ!」との森田からの提案に、紀さんも「ぜひ、実現させましょう!」と女優復帰に意欲満々だった。
中日スポーツ