利益復調のケンタッキー、値上げ奏功に潜む商品戦略の妙
値上げで大きく業績が上向いているケンタッキーフライドチキンの店舗(撮影:大澤誠)
ケンタッキーフライドチキンが着実に復調の道を歩んでいる。運営会社の日本KFCホールディングス(9873)が2023年11月9日に発表した2024年3月期の第2四半期累計(2023年4~9月)決算は売上高527億7400万円(前年同期比12.8%増)、営業利益28億9500万円(同97.3%増)と大幅増益だった。 利益復調の理由は、一昨年からの値上げだ。2022年の6月にセットメニュー、7月にオリジナルチキンなどを値上げした。昨年10月にも再び値上げし、客単価は上昇した。2022年7月以降、17カ月連続で前年同月を上回っている。
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金子 弘樹