若手の活躍で今季好調のチェルシー シアラー氏はプレミアでのトップ4入りとECL優勝を確信
チームの平均年齢は24.0歳
前節こそ終盤の2失点によってフラムに逆転負けを喫したものの、そのフラム戦までに5連勝を含む9試合無敗を達成するなど、今季のプレミアリーグではチェルシーの好調ぶりが目を引く。 終盤に2失点でチェルシーがフラム相手に痛恨の逆転負け チェルシーについてまず注目すべきは、若手中心のチームであることだ。既にエースとして不動の地位を確立したコール・パーマーをはじめエンツォ・フェルナンデス、モイセス・カイセド、ニコラス・ジャクソン、ジェイドン・サンチョらは全て23歳であり、チーム全体の平均年齢も24.0歳で欧州5大リーグ所属のクラブではフランスのRCストラスブール(22.4歳)に次ぐ若さだ。 若い選手達がエンツォ・マレスカ監督のもとで持てる才能を十分に発揮し、ハイペースで勝ち点を積み重ねている今のチェルシーは、どのチームにとっても脅威となる存在であり、この勢いは当分衰えそうにない。 かつてニューカッスルとイングランド代表で活躍したアラン・シアラー氏も、チェルシーが今後も躍進を続けると見ている。イギリス国営放送『BBC』の番組に出演した同氏は、今シーズンのチェルシーのパフォーマンスが予想以上であるかと問われると、「それは間違いない」と即答。さらに、「私は彼らがプレミアリーグでトップ4に入ると思っている。また、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)でも優勝するだろう」とコメントし、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権確保とタイトル獲得を予想している。 マレスカ監督は現地メディアからタイトル獲得の可能性について尋ねられると、「我々はまだ十分ではない。ただし、サポーター達がそういったことを夢見ることができているのは我々にとっても嬉しいことだよ」と語り、結果を求めるのは時期尚早との見方を示しているが、現在の好調ぶりが今後も続けばシアラー氏の予想を越えるような成功を収めるチャンスも十分にあるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部