9月の安全性工事完了「厳しい」 東海第2で原子力発電社長
日本原子力発電の村松衛社長は11日、水戸市内で開かれた原子力事業者の賀詞交歓会で取材に応じ、9月に予定する東海第2原発(茨城県東海村)の安全性向上工事の完了時期について、防潮堤工事の不備が昨年判明したことなどから「非常に厳しい状況だ」と述べた。 一方で、同月の完了を目指す方針に変更はないと説明した。 昨年、防潮堤の基礎部分を取り囲む土留めで、強度向上のため構造物の間に詰めることになっているコンクリートが、複数箇所で詰められていなかったことが判明。原電は一部の工事を中断している。