石川遼が米ツアー再挑戦へ 12月開催の2次予選会にエントリー「今の自分の居場所、現在地を知りたい」
先週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で大会最多4勝目、ツアー通算20勝を飾った石川遼が、米国男子ツアーの2次予選会にエントリーした。 貴重! 石川遼と渋野日向子の2ショット【写真】 節目の勝利を挙げた石川が、再び大舞台への入り口に立とうとしている。12月3~6日の日程でカリフォルニア州のバレンシアCCで行われる2次予選会のエントリーリストに名前を載せた。『今年10月2日時点で、PGAツアーが共同開催または承認し、賞金が授与されるトーナメントで50回以上予選通過』の資格で2次から参戦すると見られる。 先週に優勝を争った金谷拓実も同会場でエントリーを済ませており、ともに最終予選(12月12~15日、フロリダ州TPCソーグラス)進出をかけて臨むことになる。 今週出場する国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」の会場で、エントリーをしたことを明かした。「10月の頭くらいに(決めた)。『行くっしょ』という感じです。チャレンジできる資格があるならチャレンジしたいなという思いで常にいた。もう33歳だし、来年、再来年でいいかというよりは、今の自分の居場所、現在地を知りたい」と語り、米ツアー再挑戦への意気込みを示した。 約15人が最終予選会に進出する見込みで、同会場にはいずれも米ツアー優勝経験者のベ・サンムン(韓国)、ニック・ワトニー、スコット・ピアシー、カイル・スタンレー、ロバート・ギャリガス、ケビン・スタドラー(いずれも米国)らがいる。数少ない椅子をかけて、実力者たちがしのぎを削ることになる。 石川は2012年に推薦で出場した「プエルトリコオープン」で2位となり、スペシャル・テンポラリー・メンバーを経てツアーメンバーに昇格。その後は2015-16シーズンまでシード権を保持するが、腰痛の影響もあって17年にシードを喪失。18年には日本に主戦場を戻した。21年にも2次予選会に参戦したが、35位で突破はならなかった。