マツダが次世代型「CX-5」の存在を明らかに! 心臓部は“マツダ製ハイブリッド”になる!! デザインは新コンセプトカーがベースか!?
次世代型「CX-5」はマツダ製ハイブリッドシステムを搭載
マツダは先頃開催した「2024年3月期決算説明会」において、次世代型「CX-5」の存在を明らかにしました。果たしてどのようなモデルになるのでしょうか? 【画像】「えっ!…」これが次世代型マツダ「CX-5」とウワサされる新しいコンセプトカーです(35枚)
「CX-5」は2012年に誕生。現行モデルは2世代目に当たり、2017年2月に発売されました。この2世代目のセールスは好調で、グローバル市場におけるマツダ車において、最も売れ筋のモデルへと成長しました。 現在、発売されているのは、2021年12月に大幅改良が実施された“後期型”。フロントグリルや前後のランプユニットのデザインが大幅に変更され、より力強くスタイリッシュなルックスとなっています。 同時に、目に見えないシャシー回りや操作系のアップデートも実施。走行安定性やドライビングフィール、さらに安全性も向上しています。 このように、マツダ車らしく定期的なアップデートによって鮮度を保ってきた2代目「CX-5」ですが、すでに発売から7年が経過。フルモデルチェンジで進化を遂げたライバル車と比べると、徐々にではありますが各部の古さが目につくようになってきました。 一部には、マツダが2022年秋に発売した「CX-60」が「CX-5」の後継車種になるはずだったとの声もあります。しかし「CX-60」は、FRプラットフォームを採用し、ユーティリティだけでなく走行性能も重視したスポーティなSUVとして誕生。現行「CX-5」とは異なるベクトルのモデルとなりました。 また「CX-5」は、全長4575mm、全幅1845mm、全高1690mmという日本の道路環境にフィットしたボディサイズも好評で、「CX-60」発売後も高い人気をキープ。「CX-60」の登場時、「いつかはなくなる」とウワサされていた「CX-5」ながら、これまで2モデルは併売状態が続いてきました。 ●次世代型のデザインのヒントは「マツダ・アラタ」にあり!? そんな人気の「CX-5」に、次世代型が存在することが明らかになりました。先頃、マツダが開催した「2024年3月期決算説明会」において、3世代目に関する情報が明言されたのです。 それによると、次世代型「CX-5」はマルチ電動化技術を活用したモデルとなり、マツダ製ハイブリッドシステムを搭載するといいます。 また、マツダはカーボンニュートラルという課題に対し、BEV(電気自動車)のみに注力するのではなく、ハイブリッドや燃料電池、合成燃料などあらゆる選択肢を模索する独自のマルチソリューションを掲げていることから、次世代型にも定評あるガソリンエンジン車やクリーンディーゼル車の設定に期待がかかります。 一方、次世代型「CX-5」で気になるのが、そのデザインです。 2024年4月に開催された「北京国際モーターショー2024」において、マツダと中国・長安汽車との合弁会社である長安マツダが新しいSUVのコンセプトカー「マツダ・アラタ(MAZDA 創 ARATA)」を世界初公開しましたが、一部には、これが次世代型「CX-5」の姿を暗示するモデルではないか、との声もあります。 ピュアなBEVである「マツダ・アラタ」のデザインテーマは、「SOULFUL+FUTURISTIC×MODERN」で、新未来的でモダンな造形を、マツダデザインが追い求める「動くことへの感動」や「魂動デザイン特有の生命感」を融合させながら具現したといいます。 確かに、2025年に中国で発売予定とされる「マツダ・アラタ」のエクステリアは、現行「CX-5」の発展版を想起させるものがあります。 次世代型「CX-5」のデザインが「マツダ・アラタ」のそれをベースとするのか否かは現時点では定かではありませんが、デザインのよさに定評あるマツダだけに、次世代型「CX-5」もきっと、見る人を魅了するデザインとなることでしょう。
VAGUE編集部