欧州最大級の自動車見本市『パリ・モーターショー2024』振り返り 日本未導入の次世代モデルも多数
BYDシーライオン07
新型「シーラオン7」は、BYDが今後14か月の間に欧州に投入する6車種のうちの1つだ。テスラやフォルクスワーゲンから市場シェアを奪おうとしている。 小型セダンのシールで使用されているプラットフォームの改良版をベースにしており、当初はツインモーター、四輪駆動のモデルが導入され、0-100km/h加速は4.5秒だ。今月後半に英国にも導入予定で、価格は約4万5000ポンド(約875万円)からとなる。
シトロエン ・アミ 改良新型
シトロエンの小さな都市型EV「アミ」は、発売4年にして大幅改良を受け、かつての2CVにインスパイアされた新しい外観を手に入れた。フロントフェンダーには通気孔のような溝、ヘッドライトのハウジングには黒い「まぶた」、そしてシトロエンの新しいロゴを備えている。しかし、中身は何も変わっていない。
シトロエンC4 改良新型
シトロエン「C4」と「C4 X」が改良を受け、新しい外観とパワートレインを獲得した。新たに最高出力100psのマイルドハイブリッド付きガソリンエンジンが追加されたが、従来の純ガソリンとマニュアル・トランスミッションは廃止された。納車は来年初頭に開始される予定で、価格は現行型とほぼ同等に設定される見込みだ。
シトロエンC5エアクロス・コンセプト
シトロエンのSUV「C5エアクロス」は、まもなくモデルチェンジを迎える予定で、新たに電動パワートレインを導入する。新型プジョー3008との兄弟車として、エアロダイナミクスを最優先し、先鋭的な新ルックを採用する。ショーではそのコンセプトモデルが披露された。
ダチア・ビッグスター
「ビッグスター」は、ダチアにとってこれまでで最大のモデルである。激戦区の欧州Cセグメントに殴り込みをかけるだけでなく、高級車ランドローバー・ディフェンダーをも視野に入れた、大胆な野望を抱いている。四輪駆動、タフなスタイリング、LEDヘッドライト、19インチ・アルミホイール、パワフルなハイブリッド・パワートレインなど、そのためのツールはすべて備えているようだ。