欧州最大級の自動車見本市『パリ・モーターショー2024』振り返り 日本未導入の次世代モデルも多数
リープモーターB10
ステランティスが支援する中国ブランド、リープモーターは、初のグローバルモデルである電動クロスオーバー「B10」を公開した。ジープ・アベンジャー、ミニ・エースマン、ルノー4 Eテックのライバルとなるこのモデルは、来年英国で3万ポンド(約580万円)以下の価格で発売される予定だ。
ミニ・ジョン・クーパー・ワークスEV
ミニは、EVに初めてジョン・クーパー・ワークス仕様を導入する。クーパーEとエースマンの2台に、最高出力257psと最大トルク34.7kg-mをフロントマウントの電気モーターから発生させる。クーパーは0-62mph加速5.9秒、エースマンは同6.4秒だ。
モビライズ・デュオ
ルノー・トゥイジーが恋しいなら、もう悩む必要はない。モビライズ「デュオ」は、トゥイジーの精神的後継車であり、最新技術、より大きなバッテリー、より強力なモーターを備えている。バッテリーの容量は10.3kWhで、1回の充電で約160kmの走行が可能だ。旧型トゥイジーの100kmから大幅にアップグレードされている。
プジョーe-3008ロングレンジとプジョーe-5008ロングレンジ
プジョーは、新型「e-3008」と新型「e-5008」のロングレンジモデルを発表した。従来(73kWh)よりも容量を増やした96.9kWhのバッテリーを搭載し、航続距離はe-3008で最長700km、e-5008で最長670kmとされている。
プジョーe-408
新型「e-408」の導入により、プジョーのEVラインナップが一通り揃った。58.2kWh(使用可能容量)のNMCバッテリーと、最高出力210psのモーターが採用され、航続距離は最長453kmを謳う。デザインに関しては、既存のエンジン搭載の408を踏襲している。
ルノー4 Eテック
ルノー4(キャトル)が復活し、今度はミニ・エースマンやジープ・アベンジャーに対抗する電動クロスオーバーとして登場する。最近発売されたハッチバックの5 Eテックに続く、ルノーの「アイコニック・ファミリー」第2弾となるモデルで、同様にレトロフューチャーなデザインを採用している。 フロントマウントの最高出力120psの電気モーターと40kWhのバッテリーを標準装備し、航続距離は最長305km。さらにハイスペックモデルでは最高出力が150psに向上し、52kWhの大型バッテリーを搭載して航続距離は400kmとなる。