【オートレース】森且行復帰後初優勝届かず、2着~川口オート
オートレーサーの森且行(50)=川口・25期=は18日、埼玉県川口オートレース場で行われた地元開催の最終日第12R「優勝戦」に出走。0~20メートルハンデ戦の6枠からスタートして、鋭い差し足で首位を狙ったが、惜しくも武藤博臣を捕らえ切ることができず2着でゴール線を通過。通算33度目のVは次節以降に持ち越しとなった。 2020年11月3日の日本選手権オートレース以来となる優勝は達成できなかったが、森の表情はひたすら明るかった。「いやあ~、惜しかったなあ~。くそっ~。でも、ムーちゃん(武藤博臣)は速かったなあ。さすがは元SGレーサーだね! 自分のエンジンはちょっと軽かったね。調整が合っていなかったね。欲をかいちゃいました(そこは森さんらしいです)。前回の優勝戦が3着で、今回が2着。じゃあ、次だね。あっ、でも次はG2(22日からの川口記念)だから、ないか(苦笑い)」 激闘を終えて、帰り支度をしていると、優勝した武藤が寄ってきた。「ムーちゃん、おめでとう! 参りました~」とスポーツマンシップを全開にして勝者を称えた。「えっ? ムーちゃんと一緒に写真を撮りたい? 僕はいいよ、ムーちゃんを撮ってあげてよ」と一度は断ったが、武藤から「え~? 一緒に撮ってくれないんですか~」と言われると、「じゃあ、一緒に撮っちゃおうか! ムーちゃん、おめでとう~」と最高の笑顔でふたりはカメラに収まってくれた。武藤さんのファンも森さんのファンも永久保存してください。
報知新聞社