こう言えば絶対にスベらない…「おもしろいことやってよ」忘年会での無茶ぶりを華麗にかわす"切り返しの一言"
苦手な人に対処するにはどうすればいいか。ネタ作家の芝山大補さんは「会話のパターンを知ることだ。トランプの七並べの要領で“返し”の手札を増やしていくことで、失礼な発言やイジりも、上手にかわすことができるようになる」という――。 【図表】「おもしろいことやってよ」忘年会の無茶振りに使える効果的な一言 ※本稿は、芝山大補『お笑い脳』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。 ■会話には「パターン」がある こんにちは。ネタ作家の芝山大補です。 よくSNSで笑いの技術などを伝えていると、「コミュニケーションはセンスだ」「コミュニケーションがうまくなる意味なんてない」なんてコメントが飛んできます。(あとは「メガネが調子乗んな」とかね。人のこと身につけてる装飾品で呼ばないで!) しかし、笑いの技術を学んだ人が、コミュニケーションがうまくなった事実を見てきたし、「笑いを取れるようになって会話が楽しくなった」との声も多くいただきました。 ここでは、どのようにしてコミュニケーションスキルをアップさせるのかをわかりやすく解説したいと思います。(僕はとてもとても優しいメガネなんです) まず、コミュニケーションは確かにセンスもありますが、コミュ力が高い人は「会話のパターンを知っている」と理解してください。 ■トランプの「七並べ」の要領で… 例えば、イジられたときは「Aパターンで返そう」とか、苦手なあの人のボケには、「Bパターンのツッコミをしよう」とかを決めていくわけです。 そうすれば、ふとした瞬間にも反応できるし、苦手な人への対処もできるわけです。コミュニケーションが苦手な人は、パターンも知らないし決めてもいないので、そのときに対応できる言葉を探さなければなりません。 つまり、コミュニケーションとは「パターン」を作って、それを実践した経験によって上手になります。 トランプの「七並べ」でたとえるなら、場に6のカードがあるときに、手元に5のカードがあれば出せますよね。しかし、何のカードもなければ出せません。 コミュニケーションのパターンを覚えることは、こういったときのために様々なカードを揃えるというイメージなんです。 それが自分に合った技術かどうかは、吟味しないといけないですが。