ベランダが狭いためこれまでは部屋干しをしていましたが、乾きが遅いので「浴室乾燥機」を使おうと考えています。1ヶ月でどのくらい「電気代」がかかりますか?
部屋干しは、時間や天候に左右されないメリットがある一方で、乾くのに時間がかかるため、洗濯物にうっとうしさを感じる人もいるかもしれません。浴室乾燥機であれば、部屋干しに比べて短時間で乾くので重宝している人も多いでしょう。 しかし、浴室乾燥機は電気代がかかるため、使おうか迷っている人も多いのではないでしょうか。この記事では、浴室乾燥機の1ヶ月にかかる電気代について解説します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
浴室乾燥機は電気式とガス式に分類される
浴室乾燥機は、電気式とガス式に分類されます。まずはそれぞれの特徴を以下の表1で確認しましょう。 表1
※筆者作成
浴室乾燥機を使うといくらかかる?
浴室乾燥機を使用したときの電気代は、機種や衣類の量、乾燥時間によって費用は異なる可能性があります。電気料金の単価は、料金プランや電力会社、住まいによっても異なるため、今回は全国家庭電気製品公正取引協議会が発表している現在の目安単価31円/キロワットアワーで計算しました。 また、浴室乾燥機の一般的な消費電力は1200~2000ワットほどになるため、こちらの数値を参考に金額を算出しています。 ・計算式 浴室乾燥機の1時間あたりの電気代=消費電力(キロワット)×電気料金単価(円/キロワットアワー) ・1時間あたりの電気代 1200ワット÷1000×31円/キロワットアワー=37.2円 ・1時間あたりの電気代 2000ワット÷1000×31円/キロワットアワー=62.0円 1時間あたりの乾燥にかかる電気料金は約37円~約62円であることが分かりました。
ガス式浴室乾燥機と電気式浴室乾燥機はどっちがお得?
中部電力の研究成果を基に、ガス式浴室乾燥機・電気式浴室乾燥機(ヒーター式・ヒートポンプ式)の3種類を比べます。なお、1ヶ月=30日として計算しています。 ■電気式浴室乾燥機 電気式浴室乾燥機は、ヒーター式とヒートポンプ式で月々の支払いに大きく差が出るようです。それぞれの光熱費を見ていきましょう。 条件 1坪タイプのユニットバス 50ヘルツで運転 電気料金:22円/キロワットアワー 衣類:6キログラム ヒーター式は以下の表2の通りです。 表2