発令も6時間で解除… 韓国「非常戒厳」何が起きた? 専門家「3つの想定外」【Nスタ解説】
ホランキャスター: 「非常戒厳」という44年ぶりの、ある意味切り札的な手法だと思うんですけれども、それが逆に役に立たなかったとなると、その持つ重さのようなものも結局、効力を失ってしまうのかなという気がしますね。 荻谷 麻衣子 弁護士: 尹大統領はある意味頑固で、自分の正義感を曲げない人です。だからこそ日本に対する関係も世論を気にせず、友好関係を築いてきたんだと思うんです。 今回、国内の中で相当に追い詰められて、それが極端な形で出てしまったのかなと。 もしかしたら尹大統領自らの正義感では「国政を正常化するためにはここまでやらなきゃ仕方がないんだ、ここまでやれば国民世論も自分の味方してくれるかな」と思っていたかもしれない。でも結果的にその読みを誤って、自分の状況を最悪の状況にしてしまったというところなのかなと見ていました。 井上キャスター: 韓国にはまだ民主主義が根付いていないのかなと思ってしまいましたが、尹政権になってようやく日韓関係が少し改善してきました。しかし、尹大統領が倒れる公算が高い。反日政権に戻ったときに、一番ほくそ笑んで見ているのは中国であり、北朝鮮であり、ロシアなんじゃないかなと。 荻谷 弁護士: そうですよね。特に北朝鮮は韓国がオウンゴールをしてくれたみたいで。自分たちは何もしてないのに、結局韓国の大統領が最も苦しい立場になってしまったのはありがたいことだなと思って見ている可能性はありますよね。ただまだこの政権がどうなるかは見てみないとわからないので、私達も冷静に見ていく必要があるのかなと思います。 ■「非常戒厳」で旅行キャンセルも… 小笠原キャスター: 実際にソウル市内の友人がいるというNスタスタッフが今週末に韓国旅行を計画していたそうなんですが、とにかく混乱しているから今は観光に来ない方がいいとう連絡が慌てて来て、結局週末の旅行をキャンセルしたそうなんです。 韓国に住んでいる友達は「初めての経験でとにかく何が起きているかわからず怖かった。韓国人も混乱していたが、外国の人たちはもっと安全じゃないと思い、『来ない方がいいよ』と慌ててメッセージを送った」ということでした。
========== <プロフィール> 萩谷麻衣子 さん 弁護士 結婚・遺産相続などの一般民事や、企業法務を数多く担当
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