【独自】自動運転道「10年後までに東北~九州」で
政府は、近く取りまとめる「デジタルライフライン全国総合整備計画」で、自動運転などを社会で普及させる計画を明らかにする。 計画は、自動運転やドローンによる物流などを社会に普及させるため、経済産業省や国土交通省など8つの省庁が横断的に議論しているもので、テレビ東京が入手した計画の概要資料によれば、自動運転専用のレーンなどを、3年後までに東北自動車道などで整備し、10年後までには、東北から九州までの高速道路で整備するとしている。自動運転専用レーンの数やその運用方法などの詳細は、今後、省庁間で調整する方針。 4月からは新東名高速道路の駿河湾沼津サービスエリアから浜松サービスエリアの間で、自動運転の専用レーンを設ける予定で、政府関係者は、「10年後には本州から九州まで自動運転による物流が完成していることを目標にしている」と話している。また、ドローンによる物流を加速させるために、3年後までには「全国の一級河川上空」の一部でドローンが運航できるよう、飛行ルールなどを整備するとしている。 政府は、 これらの経済効果を2兆円と見積もっていて、物流の人手不足などの課題を解決するだけでなく、経済成長にもつなげたい考え。